Wikiwand AI

クバント2

From Wikipedia, the free encyclopedia

クバント2(ロシア語:Квант-2、ラテン文字表記の例:Kvant 2)(77KSD, TsM-D, 11F77D) は、1989年にプロトンロケットで打ち上げられたミール宇宙ステーションのモジュール。コアモジュールとクバント1に続く第3のモジュールで、ステーションの姿勢制御や生命維持システムを強化し、観測・実験装置や船外活動のためのエアロックを追加した。

状態 運用終了
打ち上げ機 プロトン8K82K
ドッキング対象 ミールコアモジュール
概要 モジュールの詳細, 所属 ...
クバント2
クバント2
モジュールの詳細
所属 ソビエト連邦
状態 運用終了
打ち上げ機 プロトン8K82K
ドッキング対象 ミールコアモジュール
機能 エアロック
生命維持システムなど
打ち上げ日時 1989年11月26日
ドッキング日 1989年12月6日
大気圏再突入日 2001年3月23日
物理的特徴
長さ 13.73 m
直径 4.35 m
本体質量 19,640 kg
与圧区画容積 61.9 m3
電力
太陽電池面積 56 m2
発生電力 6,900 W
閉じる

設計

クバント2はTKSを元に設計され、長さ13.73m、直径4.35mの円筒形をしていた。モジュール内部は船外活動用のエアロック、貨物区画、実験区画の3つに分かれており、貨物区画は気密ハッチで閉じる事が出来たため、エアロックの予備として使う事が出来た。クバント2到着前は、船外活動はミール・コアモジュールのドッキング用のノード区画を減圧して行われていた。 また2枚の太陽電池パネルで6.9kWの電力を供給した[1]。

クバント2にはソ連版の有人機動ユニット(MMU)ともいえる船外活動用のバックパック推進装置、Argon 16Bよりも能力が向上された新型コンピューターSalyut 5B 、尿再生装置、クバント1に次いでの搭載となる姿勢制御用の6基のジャイロダインが搭載され、ミール宇宙ステーションの機能・性能強化が図られた。実験・観測装置としては、高解像度カメラ、分光計、X線センサ、Volna 2流体実験装置、鳥類孵化実験用の孵卵器"Inkubator-2"も搭載されていた。

1987年に打ち上げられたクバント1モジュールは、クバント2と同様にTKSを転用したものだった。ただし前者においてTKS由来のモジュールは本体をステーションに送り届けた後に分離・廃棄されたのに対し、クバント2ではそのままステーションの一部として使用する設計になっていた。

運用

クバント2は1989年11月26日にバイコヌール宇宙基地からプロトンによって打ち上げられた。当初は12月2日にミールとドッキングする計画だったが、技術的問題のため12月6日まで遅れた。クバント2はコアモジュールの5つのドッキングポートのうち軸線上のポートに結合していたが、2日後にアームを用いて側面を向いたポートに移された[1]。

クバント2は、2001年3月23日に他のミールのモジュールと共に大気圏に再突入し、廃棄された。

参考文献

関連項目

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks