クマイチゴ
From Wikipedia, the free encyclopedia
分布と生育環境
特徴
落葉広葉樹の低木で半つる性[5][6]。高さは1 - 2メートル (m) になり[5]、キイチゴ属の中では大型なほうである[6]。根は地下を横に這い、あちこちから地上に茎を伸ばす。茎は株立ちして直立するか傾斜し、木質化するが太くは育たない。樹皮は赤味を帯びた濃褐色で固く、毛がなくて枝には刺が多い[5][3]。ふつう茎や葉には垂直に出るトゲがあるが、トゲがない太い徒長枝が立ち上がってくることがある[6]。
葉は単葉で、長さ2 - 5センチメートル (cm) の葉柄があり鉤形の刺をもつ。葉身は長さ4 - 10 cmの広卵形あるいは卵円形で、浅くあるいは中程度でモミジ状に3 - 5つに裂け[5][3]、表面には伏毛があり、裏面の葉脈には刺がある。葉縁には不揃いの鋸歯がある[5]。
花期は初夏(5 - 7月)[5][3]。冬芽から伸びた新枝の先に、直径1.5 - 2 cmほどのノイバラに似た5弁の白い花が2 - 6個集まって咲く[5][3]。果実は集合果で夏(6 - 7月ごろ)に赤く熟し、食用になる[5][3]。
冬芽は卵形で紅紫色で、芽鱗3 - 5枚に包まれており、横に副芽をつけることが多く、側芽は互生する[6]。枝先の仮頂芽は側芽よりもやや小さい[6]。葉痕は三角形で、維管束痕は3個つく[6]。