クマドリカエルアンコウ

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クマドリカエルアンコウ
白色で斑点の無いタイプ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: アンコウ目 Lophiiformes
: カエルアンコウ科 Antennariidae
: カエルアンコウ属 Antennarius
: クマドリカエルアンコウ
A. maculatus
学名
Antennarius maculatus
(Desjardins, 1840)
シノニム[2]
  • Chironectes maculatus Desjardins, 1840
  • Phymatophryne maculata (Desjardins, 1840)
  • Antennarius oligospilos Bleeker, 1857
  • Antennarius phymatodes Bleeker, 1857
  • Antennarius guentheri Bleeker, 1864
英名
Warty Frogfish
Clown Frogfish

クマドリカエルアンコウ(学名:Antennarius maculatus)は、カエルアンコウ科に分類される海水魚の一種[3]。以前はクマドリイザリウオという和名であったが、「イザリ」が差別的用語であるため2007年に現在の和名に改称された。

1840年にフランス動物学者であるJulien DesjardinsによってChironectes maculatusとして記載され、タイプ産地はモーリシャスであった[4]イロカエルアンコウ種群に分類される[5]。種小名は「斑点のある」という意味で、体にある斑点模様に由来する[6]。和名は体の模様が歌舞伎隈取に似ていることに由来する。

分布と生息地

インド洋モーリシャスレユニオン島から西太平洋にかけて、インド太平洋に分布する[2]。日本では伊豆諸島相模湾以南の太平洋岸、琉球列島に分布する[7]。水深20 mまでの岩礁サンゴ礁に生息し、海綿動物の近くで生活する[2]

形態

体長は最大15 cm。体は卵型で伸縮性が高く、柔らかい皮膚は小さな棘と突起で覆われている[7]。口は大きく、自身と同程度の大きさの獲物であっても飲み込める。体色は生活環境に合わせて変化し、一般に数週間かかる。サンゴの白化現象が起こると、環境に溶け込むために真っ白になる[8]。体色は主に白や黒、クリーム色、ピンク、黄色、赤、茶色などで、暗色で円形の斑点が入るものが多い[7]。斑点の多い個体はイロカエルアンコウに似るが、本種は全ての鰭が赤またはオレンジ色で縁取られ、目の後方に鞍型の模様が入る場合がある。

背鰭第1棘は誘引突起に変化しており、先端にはピンク色から茶色の擬餌状体がある。擬餌状体は幼魚のころは甲殻類に似ており、成魚のものは小魚に似ている[7]。誘引突起は背鰭第2棘の2倍の長さで、濃い縞模様が入ることもある。背鰭第2棘は直線的で可動性があり、背鰭第3棘は体の後方を向いている。どちらも皮膚に埋没しており、他の鰭条とは離れている[9]。第2背鰭は11-12軟条から、臀鰭は7軟条から成る[10]。角度のある胸鰭と腹鰭によって、海底を歩くことが可能になっている。

生物発光を示し、紫外線が当たると赤く発光する。これは種内のコミュニケーションや擬態に役立つ可能性がある[11]

生態

肉食魚であり、近づいてきた獲物を捕食する。主に魚類を捕食しており、自らと同じくらいの大きさであっても飲み込める[9]。単独で生活する底魚であり、繁殖期には雌雄が集まる。その際雌が雄を捕食してしまうことがある[9]

脚注

参考文献

関連項目

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