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クラシックコントローラ

2006年に発売された任天堂のゲーム機のWiiの拡張コントローラ From Wikipedia, the free encyclopedia

クラシックコントローラは、任天堂が家庭用ゲーム機 Wii向けに製作したゲームコントローラである。一部のWii U用ソフトとの互換性を持つが、最終的にはWii U PROコントローラーに後継の役割を譲った。2014年4月、任天堂はクラシックコントローラおよびクラシックコントローラ PROの製造を終了したと発表した[1]。

製造元 任天堂
販売期間 通常版
2006年11月19日
2006年12月2日(日本)
PRO版
2009年8月1日
概要 製造元, 種別 ...
クラシックコントローラ
初代クラシックコントローラ
製造元 任天堂
種別 ゲームパッド
世代 第7世代
第8世代
販売期間 通常版
2006年11月19日
2006年12月2日(日本)
PRO版
2009年8月1日
入力機器 2つのアナログスティック
デジタル十字ボタン
7つのデジタル面ボタン
2つのデジタル肩ボタン
2つのアナログ肩ボタン(PRO版ではデジタル)
外部接続 外部拡張コネクタ
前世代ハード ゲームキューブ コントローラ
次世代ハード Wii U PROコントローラー
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また、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータの海外版などとも互換性がある(後述)。

歴史

Wiiリモコンが初めて公開された2005年9月、任天堂は「クラシックスタイル拡張コントローラ」として知られる伝統的なゲームコントローラに似た「シェル」を発表した[2]。当時の説明によれば、Wiiリモコンはシェル内に収まり、ゲームプレイヤーが伝統的なスタイルのゲームパッドを使いながらリモコンのモーションセンサー機能を利用できる仕様だったという。岩田聡によれば、このシェルは「既存のゲーム、バーチャルコンソールのゲーム、多機種間のゲームをプレイするため」に意図されていた[3]。

Wiiの機能を示す初期デモでは、1人のプレイヤーがクラシックコントローラを使用し、もう1人がWiiリモコンを2本使用して『Wii Sports』らしきゲームで対戦する様子が見られたが、この仕様は後に削除された[4]。

2006年のE3 2006で、任天堂はクラシックコントローラ(型番 RVL-005)を発表した。このコントローラはWiiリモコンを収納するのではなく、コードを介して接続する仕様で、これはヌンチャクと類似している。コントローラは2つのアナログスティックと、2つの追加肩ボタン(ZLおよびZRボタン)を備えている。全体の構成は、他の主要な第7世代ゲーム機向けのゲームパッドに似ている[要出典]。

Wii スーパーファミコンクラシックコントローラ

2007年11月、任天堂は日本のクラブニンテンドー プラチナ会員向け2007年の特典の一つとして、特別なWii スーパーファミコンクラシックコントローラ(型番 RVL-005(-01))をリストに挙げた[5]。2010年には、ヨーロッパとオーストラリアのクラブニンテンドーで同様のコントローラが提供された[6]。

Wii U PROコントローラーは、Wiiの後継機であるWii U向けに開発された[7]。これは見た目の類似性はあるが、Wiiとの互換性はない。ただし、Wii U PROコントローラーの代わり、あるいは追加として、一部のWii U用ソフトはクラシックコントローラに対応している。特に『マリオカート8』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』のような柔軟な操作スキームを持つゲームにおいて顕著である。なお、Wiiは前世代機であるため、Wii U PROコントローラーには非対応であるが、ホームブリューを利用してコントローラーをWii上で動作させる成功例が報告されている[8]。その他、クラシックコントローラをPCやNintendo SwitchとUSBやBluetoothで接続できるアダプターがエレコムや8BitDoなどから発売されているが、これらは公式にサポートされているものではない。

デザイン

クラシックコントローラは、Wiiリモコンに接続して使用する。コントローラには2つのアナログスティック、十字ボタン、およびa、b、x、yと小文字でラベル付けされたフェイスボタンが搭載されており、これは標準的なスーパーファミコン コントローラに似ている。アナログ肩ボタンであるLとR、およびデジタルZLとZRボタンが左右の中央軸付近に配置されている。また、Wiiリモコンと同様に-、⭶ Home、+ボタンのセットが含まれており、-と+ボタンにはそれぞれ Select と Start のラベルが追加されている。振動機能は非搭載である。クラシックコントローラのサイズは縦67.5mm、横135.7mm、厚さ26mmである[9]。

コントローラの裏側にはスロットがあり、コントローラ上部にあるボタンを押すことで開けることができる。このスロットの機能について公式な説明はなかった[10][11]。しかし、サードパーティ製ゲーム周辺機器メーカーのNYKO(英語版)は、このスロットに取り付けるクリップを発売した。このクリップは、Wiiリモコンジャケットを外した状態でクラシックコントローラの背面に立てて固定するものである。さらに、クリップにはコントローラの約1mのケーブルを収納できるスペースも含まれている[12]。

クラシックコントローラの色は大半の市場で白のみ提供されていたが、2009年には日本で『モンスターハンターG』に合わせて限定版のティールとグレーのバージョンが発売された[13]。また、2010年にはオーストラリアで『ソニック カラーズ』に同梱された青のバージョンが発売された[14]。

使用用途

クラシックコントローラは、バーチャルコンソール、およびクラシックコントローラ対応のWii用ソフトで使用可能である。また、ニンテンドー ゲームキューブ コントローラと共に、スーパーファミコンやNINTENDO 64のような一部のバーチャルコンソールソフトのために必要なコントローラの一つである。これらのゲームは、Wiiリモコンより多くのボタンやアナログスティックを必要とするためである。なお、クラシックコントローラはゲームキューブ用ソフトには使用できない。Wiiメニューでは、Wiiリモコンが画面に向けられていない場合、Lスティックでカーソルを操作できる。クラシックコントローラはWiiショッピングチャンネル、Wiiオプション、Wii伝言板を操作可能であるが、他のチャンネルでは使用できない。ただし、YouTubeチャンネルでは、十字ボタンが唯一の操作方法となる(キーボードを使用する場合を除く)。

クラシックコントローラの使用中も、それに接続されたWiiリモコンは別のプレイヤーによって操作が可能である。これにより、『バスト ア ムーブ バッシュ!(英語版)』や『SpeedZone(英語版)』のような一部のWii用ソフトでは、1組のWiiコントローラを共有する形で最大8人のプレイヤーがマルチプレイヤーモードに参加できる。これは、Wiiに同時に接続できる無線コントローラが最大4台であることを活用したものである。

Wii UはWiiリモコンをサポートしているため、このコントローラもWii Uで使用可能である[15]。さらに、一部のWii U用ソフトでもクラシックコントローラをサポートしており、例えば『TRINE 2 三つの力と不可思議の森(英語版)』に対応している[16]。また、Wii Uのホーム画面やメニューのナビゲーションにも使用可能である。

他のバージョン

クラシックコントローラ PRO

概要 製造元, 種別 ...
クラシックコントローラ PRO
黒のクラシックコントローラ PRO
製造元 任天堂
種別 ゲームパッド
世代 第7世代
第8世代
外部接続 外部拡張コネクタ
閉じる

2009年初頭、任天堂はクラシックコントローラ PRO(型番 RVL-005(-02))を発表した。このモデルは、基本的な動作は元のクラシックコントローラと同じであるが、肩ボタンがデジタルのトリガー型に変更されており、水平ではなく垂直に配置されている[17]。デザインはスーパーファミコン コントローラではなく、ゲームキューブ コントローラのような形状で、全体のレイアウトはソニーのPlayStation用DUALSHOCKにほぼ似ている。物理的な変更点として、ZLおよびZRボタンが完全な肩ボタンとなり、コントローラの下部に安定性を高めるためのグリップが追加されている[18]。また、アナログスティックが元のモデルよりも離して配置されており、コードの位置がコントローラの底部から上部に変更されている。さらに、元のモデルにあったスプリング付きの取り付けスロットは削除された。

クラシックコントローラ PROは、2009年8月に日本で最初に白と黒のバージョンが発売された[19]。その後、2009年11月にヨーロッパ、2010年4月に北米で発売された(ただしヨーロッパでは黒のみ)[20]。黒のバージョンは、『モンスターハンター3』、『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010』[21]、『SDガンダム ガシャポンウォーズ』[22]に同梱されていた。

『ゴールデンアイ 007』の限定版には、ゴールドカラーのクラシックコントローラ PROが同梱されていた。

標準のカラーに加えて、日本では『戦国無双3』に黒色で金色のアートワークが施されたバージョンが同梱されていた。また、完全にゴールドカラーのバージョンが『ゴールデンアイ 007』や日本のクラブニンテンドーの特典として提供されていた[23]。 赤色のバージョンは『ゼノブレイド』の限定版に同梱され、ヨーロッパで発売されていた[24]。その後、赤色のバージョンはヨーロッパで単品販売も行われた[25][26]。

クラシックコントローラ PROでは、LとRの肩ボタンがアナログではなく、デジタルとなっている点も特徴である。

Wii U Fight Padコントローラ

周辺機器メーカーのPDPは、2014年に公式ライセンスを受けた「Wired Fight Pad」コントローラのラインを発売した。このコントローラは、機能的には標準的なクラシックコントローラ PROと同一であるが、デザインやレイアウトはゲームキューブ コントローラに基づいている。ただし、ゲームキューブ コントローラにはない-、⭶ Homeボタンやデュアル肩ボタンが追加されている。発売時にはスーパーマリオのテーマのバリエーションとして、マリオ、ピーチ、ルイージ、ヨッシーカラーのバージョンが登場した[27][28]。

2015年2月には、ドンキーコング、リンク、サムス、ワリオテーマの追加バリエーションが発売され、さらにメタルマリオ、キノピオ、ゼロスーツサムスのバージョンがGameStopの限定商品としてリリースされた[29][30]。

クラシックミニ用コントローラー

2016年7月、任天堂はNintendo Classic MiniとNES Classic Editionを発表し、元のNES コントローラを模した1つのコントローラーがそれぞれ同梱されていた[31]。その後、2017年6月に任天堂はニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンを発表し、地域に応じて元のスーパーファミコンやSNESのコントローラを模した2つのコントローラーが同梱された[32]。クラブニンテンドー「Wii スーパーファミコンクラシックコントローラ」と同様に、各コントローラーはヌンチャクやクラシックコントローラに似た接続端子を備えている。

Nintendo Classic MiniとNES Classic Editionおよびニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンのコントローラーは、それぞれのコンソールに接続できる。また、WiiやWii Uとの互換性もあり、これらのコントローラーはWiiリモコンに接続することでクラシックコントローラとして認識される。これにより、WiiやWii Uでバーチャルコンソールゲームをプレイする際に使用可能である。ただし、NESおよびスーパーファミコン コントローラーのシンプルで原始的なボタン配置のため、特定のゲームを適切にプレイすることが難しい場合や不可能な場合がある。具体的には、各コントローラーにはクラシックコントローラのアナログスティック、Z肩ボタン、⭶ Homeボタンが欠けており、NESコントローラーにはスーパーファミコン コントローラのL、R肩ボタンとX、Yフェイスボタンが欠けている。なお、一部のWii Uバーチャルコンソールソフトでは、ボタンマッピングの変更に対応している。

法的問題

Anascape Ltdは、クラシックコントローラを含む任天堂のデバイスがAnascapeの「六自由度」インターフェースデバイスに関する特許権を侵害していると主張し、任天堂を訴えた。2008年7月、裁判所はAnascapeの主張を支持する判決を下した。任天堂は、クラシックコントローラの米国内での販売を停止するよう命じられたが、その後の通告まで続行することが禁止された。任天堂は連邦巡回控訴裁判所での判決を待つ間、クラシックコントローラの販売を継続する権利を行使した[33]。2010年4月13日、任天堂はこの控訴で勝訴し、先の裁判所の判決が覆された[34]。

脚注

関連項目

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