クルベラ洞窟

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座標北緯43度24分35秒 東経40度21分44秒 / 北緯43.40972度 東経40.36222度 / 43.40972; 40.36222座標: 北緯43度24分35秒 東経40度21分44秒 / 北緯43.40972度 東経40.36222度 / 43.40972; 40.36222
深度2,197 m (7,208 ft)
総延長13.432 km (8.346 mi)
クルベラ洞窟
(ボローニャ洞窟)
クルベラ洞窟(ボローニャ洞窟)の位置を示した地図
クルベラ洞窟(ボローニャ洞窟)の位置を示した地図
ジョージアとクルベラ洞窟の位置
クルベラ洞窟(ボローニャ洞窟)の位置を示した地図
クルベラ洞窟(ボローニャ洞窟)の位置を示した地図
クルベラ洞窟
(ボローニャ洞窟) (アブハジア)
所在地アブハジアの旗 アブハジア[note 1]ジョージア (国)の旗 ジョージア
座標北緯43度24分35秒 東経40度21分44秒 / 北緯43.40972度 東経40.36222度 / 43.40972; 40.36222座標: 北緯43度24分35秒 東経40度21分44秒 / 北緯43.40972度 東経40.36222度 / 43.40972; 40.36222
深度2,197 m (7,208 ft)
総延長13.432 km (8.346 mi)
発見1960
地質石灰岩
洞口数1
他言語表記Crows' Cave (ロシア語)
クルベラの地底湖、地下1,340m地点。ユーリ・カシアンの撮影 (2007年)

クルベラ洞窟アブハズ語: Ӡоу Аҳаҧы, グルジア語: კრუბერის გამოქვაბული または კრუბერის ღრმული, ラテン文字転写: k'ruberis gamokvabuli または k'ruberis ghrmuli, ロシア語: Пеще́ра Кру́бера-Воро́нья; またVoronya洞窟Voronja洞窟)は、ジョージアコーカサス山脈の西部、アブハジアに位置する、地下2,000メートル以上に広がる洞窟。同地域にあるベロブキナ洞窟 (Veryovkina cave) に次いで世界第二の深さを誇る洞窟である。クルベラ洞窟は、現在までに深さ2,196mまで確認され[1]、現在確認されている最深部まで到達するために、27日間を要すると言われている[2][3]。洞窟の入口は標高約2250メートルにある。

クルベラ洞窟のあるアブハジアは現在ジョージアからの分離を求めて事実上独立状態にある。

クルベラ洞窟のアウトライン

「クルベラ」という名称は、1960年に入り口を探索した旧ソビエトの洞窟探検家のチームが、有名なロシアの地理学者 Alexaner Kruber にちなんで名付けた。「ボロニヤ (Voronya) 」という別称は、ロシア語で「カラス」を意味し、クルベラ洞窟の入り口部分に巣を作っているカラスが多かったため、1980年代にキエフの洞窟学者がそう呼んだことに由来する。

洞窟探査

初期の探検

20世紀初頭、アブハジアにフランスの洞窟学者エドゥアール=アルフレッド・マルテルが訪れ、アラビカ山系に関するいくつかの記録を残した。1909–10年、クルベラ洞窟の名前の由来ともなったロシアのカルスト科学者であるアレクサンダー・クルーバーが、この地域のカルストの地質学的なフィールド研究を行った。

クルベラ洞窟の名の由来となったロシアの地質学者、アレクサンダー・クルーバー。

1960年代の初めに、レヴァン・マルアシュビリが率いるジョージアの地理学者は、山塊の高い部分にある洞窟の入り口部分から深さ90メートルを探索した[4]

1980-90年代

クルベラ洞窟の新しい探検時代は、1980年にアレクサンドル・クリムチュク率いるキエフ洞窟探検隊が洞窟探検を始めたときに始まった。彼らは、以前に探査を妨げていた部分を掘り開け、その後、周辺のさまざまな場所で他の調査チームが、1,000 mを超える5つの洞窟を含む多くの深い洞窟を発見した。

1992年から94年にかけてのアブハジア紛争は、その後数年間にわたって不安定な国境問題を引き起こし、このことでクルベラ洞窟の探検はほぼ中断された。1998年後半、政治的なある程度の安定化により、この地域での探査活動の再開が可能となった。

1999年、ユーリ・カシアン (Jurij Kasjan) 率いるウクライナ洞窟探検協会の遠征隊は、深さ220〜250 mの地点の後ろにある2つの枝を発見し、一方は−740mまで、また「ネクイビシェフスカヤ」は−500mまで探査されたことでクルベラ洞窟探検に大きな進展をもたらした。

2000年代

2001年1月、ユーリ・カシアン率いるウクライナ洞窟探検協会の探検隊はさらに洞窟を地下1,710 m(-5,610フィート)まで探査し、オーストリアのアルプスにあるランプレヒトソフェン洞窟の深さを超え、その時点で世界で最も深い洞窟となった。[4]

2012年8月、59名のチームが27日間かけてクルベラを探索。9か国の合同メンバーで地下に一連のキャンプを設営しながら探検を行った。ウクライナの洞窟ダイバー Gennady Samokhin が、地下2,197mの新しい世界の地底湖水深記録を達成した[5]

2018年、同じくアブハジアのベロブキナ洞窟が2,212mまで探索され、その深さにおいて世界第二の洞窟となった。

洞窟生物

クルベラ洞窟で発見されたプルトムルス・オルトバラガネンシス

クルベラ・ヴォローニャの生物群集は、クモ、トビムシ、甲虫、双翅目など、12種以上の節足動物が確認されている。2010年の探検の際にはトビムシでデウテラフォラ・クルベラエンシスなど固有種が発見された。プルトムルス・オルトバラガネンシスは、1,980 メートルの地点に生息していることが確認された。

アブハジアの洞窟群

2023年時点で踏破された世界で最も深いとされる洞窟の1番から4番までがすべてアブハジア共和国に所在する。

洞窟名 深さ 長さ 国名 地点
1 ヴェロフキナ洞窟 2223m 17.5 km (10.9 マイル) アブハジア/グルジア 北緯43度23分51秒 東経 40度21分34.9秒
2 クルベラ・ヴォローニャ洞窟 2199m 23.0 km (14.3 マイル) アブハジア/グルジア 北緯43度25分04.0秒 東経 40度18分35.4秒
3 サルマ洞窟 1830m 19.2 km (11.9 マイル) アブハジア/グルジア 北緯43度24分56.2秒 東経 40度21分50秒
4 スネジナヤ洞窟 [ ru ] 1760m 40.8 km (25.4 マイル) アブハジア/グルジア 北緯43度15分53秒 東経 40度43分06秒

脚注

参考文献

外部リンク

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