クロムウェル男爵

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クロムウェル男爵(第2期)
Baron Cromwell
創設時期1375年12月18日
創設者エドワード3世
貴族イングランド貴族
初代初代男爵ラルフ・ド・クロムウェル英語版
現所有者7代男爵ゴドフリー・ビュイック=コプリー英語版
相続人デヴィッド・ビュイック=コプリー閣下
付随称号なし
現況存続
モットー十字により征す
(In Cruce Vinco)

クロムウェル男爵: Baron Cromwell)は、イングランド貴族男爵位。過去に4回創設されており、1375年の議会召集令状による第2期のクロムウェル男爵位が現存している。

1期

様々な官職を務めたジョン・ド・クロムウェル(生年不詳-1335頃)は、1308年3月10日議会召集令状英語版によりクロムウェル男爵としてイングランド議会に召集された。しかし子供がなかったため、この第1期のクロムウェル男爵位は彼一代で終わっている[1]

2期

ついで第1期クロムウェル男爵の弟の曾孫ラルフ・ド・クロムウェル英語版(生年不詳-1398年)1375年12月28日の議会召集令状でクロムウェル男爵としてイングランド議会に召集されたのが、現存する第2期のクロムウェル男爵の創設である[2][3]。彼の死後、その息子のラルフ・ド・クロムウェル(1368年頃–1417年)が2代男爵を継承し、さらにその息子のラルフ・ド・クロムウェル英語版(1403年頃–1456年)が3代男爵を継承した[2]

3代男爵が死去すると男系男子が絶え、3代男爵の妹モード(生年不詳–1455年)の娘たち、モード・スタンホープ(生年不詳-1497年)とジョアン・スタンホープ(生年不詳-1490年)の姉妹の間で保持者不在となった[2][4]1490年5月10日にジョアンが子供無く死去したことにより停止が解除され、モードが4代女男爵となっているが、彼女も子供がなかったので彼女が1497年8月30日に死去した後、初代男爵の娘3人の系統の間で再び停止となった[2][5]

以降426年にわたって停止されたが、1923年7月16日に停止が解除され、初代男爵の娘モード(生没年不詳)の子孫であるロバート・ゴドフリー・ウォルスリー・ベウィッケ=コプリー(1893年–1966年)が5代男爵を継承した[2][6]。以降彼の直系の男系男子によって継承されており、2018年現在の当主は7代クロムウェル男爵ゴドフリー・ジョン・ベウィッケ=コプリー英語版(1960年-)である[2][7]

3期

初代エセックス伯・初代クロムウェル男爵(3期)トマス・クロムウェル

トマス・クロムウェル(1485年頃-1540年)は、ヘンリー8世の寵臣として台頭し、宗教改革や行政改革に中心的役割を果たした人物である[8]1536年7月8日勅許状サリー州におけるウィンブルドンのクロムウェル男爵(Baron Cromwell of Wimbledon in the County of Surrey)に叙せられ、さらに1540年4月17日の勅許状でエセックス伯爵に叙せられた。しかしクロムウェルが斡旋した王妃アン・オブ・クレーヴズがヘンリー8世に失望されたことで君寵を失い[8]、同年6月21日大逆罪で有罪となり、全爵位を剥奪され、7月28日に処刑された[9]

なおイングランド共和国護国卿として知られるオリバー・クロムウェル(1599年-1658年)は、トマス・クロムウェルの姉(妹)キャサリン・クロムウェルの玄孫にあたる。この家系はトマス・クロムウェルの威光に与かって宗教改革で没収された教会領を獲得してジェントリになった家柄である[10]

4期

3期クロムウェル男爵(エセックス伯爵)トマス・クロムウェルの長男グレゴリー・クロムウェル英語版(1514年頃–1551年)は、父が爵位剥奪・処刑された直後の1540年12月18日の勅許状でラトランド州におけるオーカムのクロムウェル男爵(Baron Cromwell, of Oakham in the County of Rutland)に叙せられた[11]

その玄孫の4代クロムウェル男爵トマス・クロムウェル英語版(1594年–1653年)は、清教徒革命に際して王党派として行動し、1624年11月22日の勅許状でアルスターにおけるルケールのルケール子爵(Viscount Lecale, of Lecale in Ulster)1645年4月15日の勅許状でアードグラス伯爵英語版に叙せられている[12][13]

しかし初代アードグラス伯の次男の4代アードグラス伯・7代クロムウェル男爵ヴィアー・エセックス・クロムウェル英語版(1625年–1687年)の死去をもってアードグラス伯位と第4期クロムウェル男爵位は絶えた[12][14]

歴代当主

クロムウェル男爵 1期 (1308年)

クロムウェル男爵 2期 (1375年)

ウィンブルドンのクロムウェル男爵 3期 (1536年)

オーカムのクロムウェル男爵 4期 (1540年)

家系図

脚注

参考文献

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