クロルピクリン
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クロルピクリン(chloropicrin)とは、トリクロロニトロメタン(trichloronitromethane)の事である。すなわち、メタンの水素3個が塩素に、残りの1個がニトロ基に置き換わった構造を持った、有機化合物である。なお、クロロピクリン、塩化ピクリンとも言う。日本では農薬として登録されているだけでなく、幾つかの法律で規制が行われている。化学兵器として用いられた事もある。
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| 物質名 | |||
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トリクロロニトロメタン | |||
別名 クロールピクリン | |||
| 識別情報 | |||
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.000.847 | ||
| KEGG | |||
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |||
| CCl3NO2 | |||
| モル質量 | 164.375 | ||
| 示性式 | CCl3NO2 | ||
| 外観 | 無色液体 | ||
| 融点 | -69 ℃ | ||
| 沸点 | 112 ℃(分解) | ||
性質
開発
用途
第一次世界大戦中には、窒息性の毒ガス兵器としてホスゲンと同様に、クロルピクリンも使用されたが、その毒性はホスゲンに比して低かった。クロルピクリンは目に対しても強烈な刺激作用を持ち、催涙ガスのような作用を有することでも知られている。これらの性質を利用して、アメリカ合衆国ではフッ化スルフリルを使った住宅燻煙を実施する前に、内部に人が残っていないことを確認する目的でクロルピクリンを使用する場合がある。
土壌燻蒸剤は農薬取締法の規制を受ける。クロルピクリンは日本で農薬に登録されており、土壌燻蒸剤(商品名:クロールピクリン、クロピク、ドジョウピクリン、ドロクロールなど)として、土壌の殺菌や殺虫用に利用されている[2]。その使用方法は、地中に薬剤を注入した後、地面の表面にビニールシートを覆い被せる手法で、土にクロルピクリンを作用させる。
なお、日本でクロルピクリンとクロルピクリン製剤は、毒物及び劇物取締法で劇物に指定され、規制されている。一方で、PRTR法では、トリクロロニトロメタン(別名:クロロピクリン)が、第1種指定化学物質に指定されている。同一の化合物だが、法令により別の名称が使用されている。

