グラフコア
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種類 | 非公開 |
|---|---|
| 業種 | 半導体 |
| 設立 | 2016年 |
| 創業者 |
|
| 本社 | 、 |
主要人物 |
サイモン・ノウルズ(CTO) ナイジェル・トゥーン(CEO) |
| 製品 | IPU, Poplar |
| 売上高 | US$2.7 million (2022)[1] |
利益 | US$−205 million (2022)[1] |
従業員数 | 494 (2023)[1] |
| ウェブサイト |
www |
グラフコア(英語: Graphcore Limited)はイギリスの人工知能(AI)・機械学習向け半導体製造企業。プロセッサに機械学習モデルを内包する「インテリジェンス・プロセッシング・ユニット」(IPU)を手がける[2]。
グラフコアは2016年にサイモン・ノウルズとナイジェル・トゥーンによって設立された[3]。
2016年秋にシリーズAとしてロバート・ボッシュベンチャーキャピタルより出資を受け入れる。他にサムスン、アマデウス・キャピタル・パートナーズ、C4 Ventures、Draper Esprit(現:モルテン・ベンチャーズ)、ファウンデーション・キャピタル、ピタンゴが出資者となった[4][5]。
2017年7月にはシリーズBラウンドとしてアトミコなどの投資家を確保した[6]。その数ヶ月後にはセコイア・キャピタルから5,000万ドルの調達に成功した[7]。
2018年12月、グラフコアは17億ドルの評価額を受けて2億ドルを調達してシリーズDを終了し、ユニコーン企業となった。投資家には、マイクロソフト、サムスン、デルが含まれていた[8]。
2019年11月13日、グラフコアはMicrosoft Azureの顧客がGraphcore C2 IPUsへのアクセスが可能になったことを発表した[9]。
2023年、メタ・プラットフォームズにグラフコアの人工知能ネットワーキング技術を2022年末まで構築していたオスロ拠点の開発班を売却した[10]。
2024年7月11日、グラフコアはソフトバンクグループの完全子会社となったことを発表した[11][12]。
商品
2016年、グラフコアは、Poplar Software Stackと呼ばれるマシンインテリジェンス用に設計された世界初のグラフツールチェーンを発表した[13][14][15]。
2017年7月には、16 nmの大規模並列、混合精度浮動小数点プロセッサであるColossus GC2と呼ばれる最初のチップを発表し、2018年より供給が開始された[16][17]。グラフコアによると、Graphcore C2 IPU(インテリジェンス処理ユニット)と呼ばれる単一のPCI Expressカードに2つのチップがパッケージ化されており、TensorFlowなどの標準的な機械学習フレームワークと組み合わせてGPUと同じ役割を果たす[16]。このデバイスは、従来のキャッシュ階層ではなく、パフォーマンスをスクラッチパッドメモリに依存する[18]。
2020年7月、TSMCの7nm FinFET製造プロセスで構築されたGC200と呼ばれる第2世代プロセッサを発表した。 GC200は590億トランジスタ、823平方ミリメートルの集積回路で、1,472個の独立した並列処理コアと900Mバイトのローカルメモリを搭載している[19]。2022年、グラフコアとTSMCは、電力供給ダイに対面して接着されたGC200ダイの3Dパッケージである「Bow IPU」を発表した。これにより、最大40%高い性能と16%高い電力効率を実現したとしている[20]。Graphcoreはコンピューター科学で著名なジャック・グッドをなぞった「GOODコンピューター」の開発に着手した。人工知能モデルが、ヒトの脳が持つ約1000億個の神経細胞を超える、100兆のパラメータを実現するとしている[20]。
| リリース日 | 商品 | プロセスノード | コア | スレッド | トランジスタ | teraFLOPS (FP16) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017年7月 | Colossus™ MK1 - GC2 IPU | 16 nm TSMC | 1216 | 7296 | ? | ~100-125[21] |
| 2020年7月 | Colossus™ MK2 - GC200 IPU | 7 nm TSMC | 1472 | 8832 | 59 billion | ~250-280[22] |
| Colossus™ MK3 | ~500[23] |