グリザイユ

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アンドレア・デル・サルト『キリストの洗礼』フィレンツェ、スカルツォ回廊の灰色と茶色のグリザイユのフレスコ画(1511年 - 1526年)
ヘロデの前の東方の三博士を描いた15世紀初期のフランスのステンドグラス。グリザイユが使われている(1999年復元)

グリザイユフランス語: grisaille, grisは「灰色」の意味)とはモノクロームで描かれた絵画のこと。装飾では、レリーフの中にものを描くために用いられる。色は一般に灰色か茶色が使われるが、少しだけ他の色がつくこともある(右のアンドレア・デル・サルトの絵を参照)。グリザイユの絵画はモノクロームということでデッサンに似ている。写真でいうと「セピア調」にあたる。イタリアでは「grisaglia」あるいは「キアロスクーロ」に該当し、「グリザイユ」は別の意味を持つ(it:Grisailleを参照)。

グリザイユは、それ自体を目的とした装飾として、油彩の下絵として、エングレービングの元絵として使うことができる。色をフルに塗るには多くの画家と時間が必要で、手早く安価に仕上げるためにグリザイユが使われることが多かった。もちろん、美学的効果としてグリザイユが使われることもあった。

脚注

外部リンク

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