ケリー・リンク
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フロリダ州マイアミ出身。コロンビア大学を卒業後、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校で美術学の修士号(MFA)を取得。1995年からクラリオン・ワークショップに参加し、「黒犬の背に水」で作家デビュー。1998年の「スペシャリストの帽子」で世界幻想文学大賞を受賞。2001年に出版した短編集『スペシャリストの帽子』は文学界から絶賛された。以降、多くの文学賞を受賞し、世界中から注目されている。
作家としての活動のほかにも、マサチューセッツ州ノースハンプトンで出版社スモールビアプレスを夫のギャヴィン・グラントと共同経営。ふたりはファンタジー・ホラー作品集の編集も行っている。
2007年8月には第65回世界SF大会のために来日した。
作風
ファンタジーやSF、ホラー、ミステリ、リアリズム文学といったジャンル要素の混じり合った作風であり、しばしばスリップストリーム系の作家と称される。作品においてリンクの視点は日常の物事から始めてだんだんとズレてゆき、シュールな世界を構築する。しかし決して荒唐無稽にならない絶妙なセンスをもつ。翻訳家の柴田元幸はアメリカ文学におけるリンクの先輩として、ドナルド・バーセルミとローリー・ムーアを挙げている。