ゲイリー・シュワルツ
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| 人物情報 | |
|---|---|
| 生誕 |
1944年6月14日 ニューヨーク州ミネオラ |
| 出身校 | ハーバード大学 |
| 学問 | |
| 研究分野 | 心理学、超心理学 |
| 研究機関 | アリゾナ大学 |
| 学位 | 博士 |
| 学会 | アメリカ心理学会 |
ゲイリー・E・シュワルツ(英: Gary E. Schwartz、1944年6月14日- )はアメリカの心理学者、著述家、超心理学研究者[1][2] であり、アリゾナ大学の教授で、同大学の意識と健康の進歩研究所の所長を務めている[3]。シュワルツは霊媒とエネルギーヒーリングの真実性を研究している[4][5]。彼の霊媒実験は、詐欺や感覚漏洩に対する十分な予防策を講じていない、標準化されていない未検証の従属変数に依存している、研究者の自由度を考慮していないといった理由で、批判者から欠陥があると評されている[1][2][6]。
ハーバード大学で博士号取得し、1976年から1988年までイェール大学で精神医学および心理学の教授を務めた。またイェール大学心理生理学センターの所長およびイェール行動医学クリニックの共同所長も兼任した。現在はアリゾナ大学心理学部の教授(心理学・医学・神経学・精神医学・外科)であり、同大学心理学部に設置された意識と健康の進歩研究所の所長を務めている[8][9]。
シュワルツは、超能力への最初の関心が、当時の妻とマンハッタンのFDR高速道路を走行中に起こした交通事故に端を発すると述べている。車が道路上で停止していた時、彼は「声を聞いた」と言う。その声は「シートベルトを締めろ」と告げた。彼は妻にもそうするよう指示し、その直後に時速50マイルで走る車に追突されたという。彼は、その神秘的な声によって命を救われたことが、その声がどこから来たのかを調べるきっかけになったと主張している[10]。
シュワルツは初期の研究で、バイオフィードバック研究と健康心理学について執筆した。近年の研究は超心理学と意識に基づく医療に焦点を当てている。2008年に終了した彼のVERITAS研究プロジェクトは、主に「人間の意識(あるいはアイデンティティ)が肉体の死後も存続する」という仮説を検証するために創設された[11]。シュワルツはアリゾナ大学で実験を行い、テレビ番組『Crossing Over』のジョン・エドワードや、テレビシリーズ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』のモデルとなったアリソン・デュボアといった霊媒師を検証した。シュワルツはデュボアが死者と接触できると信じている。シュワルツによれば、デュボアとの実験には代替医療の提唱者であるディーパック・チョプラの父親が亡くなった後のリーディングが含まれており、チョプラはこれを77%正確だと評価した[12]。
ゲイリー・シュワルツは、学問的経歴を利用して「疑似科学や超常現象の幸福な幻想」を可能にする反体制派の指導者と見なされている[8]:309-310。彼の数百に及ぶ学術論文の中には、アメリカ心理学会の『臨床実践』誌に掲載された「神、シンクロニシティ、そしてポスト物質主義心理学」と題された3部構成の論文[13][14][15] があり、そのなかでシュワルツは、「ありえない」と感じた11の偶然について説明しており、死者の魂が神と協力し、個人的に意味のあるシンクロニシティを演出しているという合図を神が自分に送っているに違いないと考えている[8]:310。
論争
FOXニュースの番組『ジェラルド・アット・ラージ』において、2007年10月6日、ジェラルド・リベラはシュワルツが霊媒能力の研究資金を得るため、悲嘆に暮れる父親に金銭を要求したことで、大学研究者としての立場を逸脱したと主張した[16]。
シュワルツの手法は、懐疑論者たちから批判を受けている。例えばオレゴン大学のレイ・ハイマン教授は、シュワルツの研究が科学的方法論の通念から逸脱していると指摘し、不適切な統計的検定や超能力を信じやすい被験者の使用といった研究上の誤りを批判している[1]。懐疑論者のロバート・トッド・キャロルは、シュワルツの霊媒師評価は主観的であり「願望的思考」の産物だと主張する[2][12]。 引退した舞台魔術師で懐疑論者のジェームズ・ランディがアリゾナ大学に対し、シュワルツの研究データを独立した評価委員会に提出するよう求めた際、シュワルツはこれを拒否した。ランディが選んだと思われる委員会は偏見を持つと考えたためである[17]。
クリスチャン・バティスタ(Christian Battista) 、ニコラ・ゴヴリ(Nicolas Gauvrit)、エティエンヌ・ルベル(Etienne LeBel)は、シュワルツの霊媒実験データは信頼できないと指摘している。その理由は、偏った標本サイズや研究者の自由度の考慮不足といった重大な方法論的欠陥があるからだ[6]。