コハリスゲ
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小柄な多年生の草本[1]。根茎は短く、茎や葉は束になって生じる。草丈は花茎の高さが10-20cm程度、全体に柔らかい。根出葉は細く、葉幅は1mm以下程度しかない。浅緑色をしており、縁は多少ざらつく[2]。
花期は6-8月。小穂は花茎の先端に一個だけつく。花茎は鈍い稜があって多少ざらつくか、あるいは滑らかとなっている。小穂の基部に苞はない[3]。小穂は長さが3-5mmしかなく、先端部にはごく短い雄花部がある。雄花鱗片は淡褐色で先端は鈍く尖る[2]。雌花の鱗片は果胞の1/3程度の長さで、褐色をしており、先端は鈍く尖っている。果胞は長さ2-2.5mm、やや扁平でほとんど脈がない。形は長卵形で先端は短い嘴となり、口部は凹んでおり、成熟すると反り返って軸にほぼ垂直に近くなる[2]。また成熟しても膨らまず、内部の果実に密着してこれを包み、膜質で内部の果実が透けて見える。痩果は楕円形~卵形で長さ1.5mm[2]。柱頭は3つに裂ける。なお雄花鱗片や雌花鱗片、果胞は熟するととても落ちやすい[4]。
和名は小針菅の意で、細く針状の植物体の姿に基づく[3]。別名にコケスゲがある。