コバルト酸リチウム
リチウムイオン電池正極材料
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コバルト酸リチウム (コバルトさんリチウム) は二酸化リチウムコバルト (にさんかリチウムコバルト) または酸化リチウムコバルト(III) (さんかリチウムコバルト さん、英: lithium cobalt(III) oxide) の慣用名[注釈 1]であり、組成式 LiCoO2 で表わされる化合物である。 リチウムイオン二次電池の正極として用いられる。
| 物質名 | |
|---|---|
lithium cobalt(III) oxide | |
別名 lithium cobaltite | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.032.135 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| LiCoO2 | |
| モル質量 | 97.87 g mol−1 |
| 外観 | 濃い青色または、青みがかった灰色の結晶性固体 |
| 危険性 | |
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |
主な危険性 |
有害 |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H317, H350, H360 | |
| P201, P202, P261, P272, P280, P281, P302+P352, P308+P313, P321, P333+P313, P363, P405, P501 | |
物性
電池正極材としての利用
LiCoO2 を正極に用いる電池は容量が大きい代償として反応性が高く、リチウム・ニッケル・アルミニウム酸化物系などの新型よりも熱的安定性に欠ける。このため、 LiCoO2 電池は高温 (>130 ℃) での使用時や過充電の際に熱暴走の懸念がある。温度が上昇すると、LiCoO2 は分解して酸素を発生し、その酸素が電解質の有機溶媒と反応してしまう。この反応は発熱の大きい反応であり、周囲のセルにまで熱暴走が拡大したり、周囲の可燃物に引火する危険性がある[5]。
この化合物のインターカレーション型電極としての有用性は1980年、オックスフォード大学の水島公一とジョン・グッドイナフらにより見いだされた[6]。

