コモン・インディアン・ドッグ
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古来、インディアンによって広く飼育されている多目的犬種である。普段は猟犬として主人家族の食料調達に使われたり、トラボイという陸ぞりのようなものを担いで荷物を運搬するのに使われているが、時に贅沢なご馳走として食べられる事もある。特別に肥育された仔犬が主にローストビーフならぬローストドッグとして大人数でふるまわれ、スペインから来た冒険家や探検隊も多くはこのコモン・インディアン・ドッグのローストを食べた事が知られている。ある冒険家の日記によると、ほとんどの犬が作業用として狩猟やトラボイ引きに使われているが、一部の雄犬はご馳走用として去勢されて肥育されていたと記されている。なお、通常はこのように特別なご馳走であったが、凶作などにより食料が不足した際には非常食として広く食用にされた。
かつては一般的な犬種であったが、アメリカ大陸が植民地として支配されて白人からインディアンが迫害されるようになると数が激減し、飢饉や貧困から多くが食用にされるなどして絶滅寸前に追いやられた。近年になってからインディアンの権利が保障されるようになると食べられる犬も少しずつ減っていき、徐々に数を回復しつつある。尚、インディアンの文化を保護し尊重する目的で、現在も一部の本種は調理に用いられている。