コモ県
イタリアの県
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地理
位置・広がり
ロンバルディア州の北西部に所在する。県都コモは県域南西部に位置し、ヴァレーゼから東へ約21km、レッコから西南西へ約25km、ルガーノから南南東へ約26km、州都ミラノから北へ約38kmの距離にある。
県域は南北に長く広がっており、北西にスイスと国境を接する。また、スイス領内に飛び地があり、カンピョーネ・ディターリアというコムーネになっている。
隣接する県、およびそれに相当する行政区画は以下の通り。CHはスイス領で、CH-TIはティチーノ州、CH-GRはグラウビュンデン州所属。
- ベッリンツォーナ郡 (CH-TI) - 北
- モエザ郡 (CH-GR) - 北
- ソンドリオ県 - 北東
- レッコ県 - 東
- モンツァ・エ・ブリアンツァ県 - 南
- ヴァレーゼ県 - 南西
- メンドリーズィオ郡 (CH-TI) - 西
- ルガーノ郡 (CH-TI) - 北西
主要な都市
2001年の国勢調査に基づく居住地区(Località abitata)別人口統計[3]によれば、人口8000人以上の都市は以下の通り。
- コモ - 78,616人
- カントゥ - 33,802人
- マリアーノ・コメンセ - 19,409人
- エルバ - 16,291人
- オルジャーテ・コマスコ - 9,697人
- ルラーテ・カッチーヴィオ - 9,547人
- チェルメナーテ - 8,599人

行政区画
コムーネ
コモ県には、2024年1月1日現在147のコムーネが属する。
主要なコムーネ(人口上位15位)は下表の通り。左端の数字はISTATコードを示す。人口は2021年1月1日現在[2]。
| コード | 自治体名 | 人口 |
|---|---|---|
| 013075 | コモ | 84,808 |
| 013041 | カントゥ | 39,513 |
| 013143 | マリアーノ・コメンセ | 24,828 |
| 013095 | エルバ | 15,954 |
| 013165 | オルジャーテ・コマスコ | 11,663 |
| 013133 | ロマッツォ | 9,901 |
| 013102 | フィーノ・モルナスコ | 9,797 |
| 013138 | ルラーテ・カッチーヴィオ | 9,679 |
| 013227 | トゥラーテ | 9,379 |
| 013064 | チェルメナーテ | 9,173 |
| 013118 | インヴェリーゴ | 9,106 |
| 013159 | モッツァーテ | 8,652 |
| 013036 | カドラーゴ | 7,961 |
| 013245 | ヴィッラ・グアルディア | 7,878 |
| 013010 | アッピアーノ・ジェンティーレ | 7,607 |
2001年の国勢調査時点では163のコムーネが属していた[1]。
21世紀に入って以降、以下のコムーネ統廃合 (it:Fusione di comuni italiani) が行われている。
- 2002年発足
- サン・シーロ(サンタッボンディオとサンタ・マリーア・レッツォーニコが合併)
- 2011年発足
- 2014年発足
- ベッラージョ(チヴェンナとベッラージョが合併。新自治体はベッラージョの名を継承)
- コルヴェルデ(ドレッツォ、ジローニコ、パレが合併)
- トレメッツィーナ(レンノ、メッツェグラ、オッスッチョ、トレメッツォが合併)
- 2017年発足
- 2018年発足
- 2019年発足
- ソルビアーテ・コン・カーニョ (カーニョ、ソルビアーテが合併)
- 2024年発足
- ウッジャーテ・コン・ロナーゴ(ウッジャーテ=トレヴァーノ、ロナーゴが合併)
山岳部共同体
広域行政組織である山岳部共同体は、以下が置かれている。
- ヴァッリ・デル・ラーリオ・エ・デル・チェレージオ山岳部共同体 (it:Comunità montana Valli del Lario e del Ceresio) (事務所所在地: グラヴェドーナ・エドゥニーティ)
- ラーリオ・インテルヴェーゼ山岳部共同体 (it:Comunità montana del Lario Intelvese) (事務所所在地: チェントロ・ヴァッレ・インテルヴィ)
- トリアンゴロ・ラリアーノ山岳部共同体 (it:Comunità montana del Triangolo Lariano) (事務所所在地: カンツォ)
スポーツ
交通
主要な鉄道
フェッロヴィーエ・デッロ・スタート(旧イタリア国鉄, FS)と、北ミラノ鉄道(FNM)が主要な鉄道会社である。鉄道路線としては以下がある。
おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔 〕内は県外。
- RFI(FS子会社)所有
- コモ=レッコ線 (it:Ferrovia Como-Lecco)
- ミラノ=キアッソ線 (it:Ferrovia Milano-Chiasso)
- ミラノ=アッソ線 (it:Ferrovia Milano-Asso)
- FNM所有
- サロンノ=コモ線 (it:Ferrovia Saronno-Como)
列車の運行会社には、トレノルド (it:Trenord) (FS子会社トレニタリアとFNMの共同出資)やフェッロヴィエノルド (it:Ferrovienord) (FNMのグループ企業)がある。ミラノ=キアッソ線はミラノ近郊鉄道に組み込まれており、ミラノ近郊鉄道S11線としてミラノとキアッソとを結んでいる。
主要な道路

おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔 〕内は県外。
- 主要な高速道路
- アウトストラーダ A9 (it:Autostrada A9 (Italia))
- 〔キアッソ〕 - コモ - ヴィッラ・グアルディア - トゥラーテ - 〔サロンノ - ライナーテ〕
- アウトストラーダ A36 (it:Autostrada A36 (Italia))
- 〔カッサーノ・マニャーゴ - チズラーゴ〕 - トゥラーテ - 〔レンターテ・スル・セーヴェゾ〕
- アウトストラーダ A59 (it:Autostrada A59)
- ヴィッラ・グアルディア - コモ南方
- 主要な国道・県道
- SS35 (it:Strada statale 35 dei Giovi)
- コモ - ヴィッラ・グアルディア - 〔レンターテ・スル・セーヴェゾ - …〕
- SP233 (it:Strada statale 233 Varesina)
- SS340 (it:Strada statale 340 Regina)
- SS340dir
- SP ex SS 342 (it:Strada statale 342 Briantea)
- 〔ヴァレーゼ〕 - オルジャーテ・コマスコ - コモ - アルベーゼ・コン・カッサーノ - ルラーゴ・デルバ - 〔ニビオンノ - ベルガモ〕
- SP583 (it:Strada statale 583 Lariana)
- SP639 (it:Strada statale 639 dei Laghi di Pusiano e di Garlate)
人物
著名な出身者
- 大プリニウス - 古代ローマの博物学者。コムム(現在のコモ)生まれ。
- 小プリニウス - 古代ローマの文人、政治家。コムム生まれ。
- インノケンティウス11世 - 17世紀後半のローマ教皇(第240代)。コモ生まれ。
- アレッサンドロ・ボルタ - 18-19世紀の自然科学者。ボルタ電池の発明者。コモ生まれ。
- フィリッポ・トゥラーティ - 19-20世紀の社会主義者、イタリア社会党設立者。カンツォ生まれ。
- アントニオ・サンテリア - 20世紀初頭に活動した建築家。コモ生まれ。
- ファビオ・カサルテッリ - 20世紀後半の自転車ロードレース選手。アルベーゼ・コン・カッサーノ生まれ。