コヨーテ (曲)
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ボブ・ディランは1975年10月30日から12月8日にかけて「ローリング・サンダー・レヴュー」と銘打つ大規模なツアーを行い、ジョニ・ミッチェルは11月13日からコンサートツアーに同行した。11月26日のメイン州オーガスタでの公演でミッチェルは最初に本作品を披露した。歌う前に彼女はこう紹介している。「目まぐるしい日常を見ながら…この曲は…この曲は昨日書いたばかりのものです」[3]。
「コヨーテ」はこの時点で未完成だったが、12月1日、2日のトロント公演、4日のモントリオール公演とツアーが続く中で歌詞が書き改められ、加えられて行った[3]。
ツアーを撮影したフィルムはのちにマーティン・スコセッシによってまとめられ、映画『Rolling Thunder Revue: A Bob Dylan Story by Martin Scorsese』として2019年6月に公開された。ゴードン・ライトフットのトロントの自宅でミッチェルがロジャー・マッギン、ボブ・ディランらと「コヨーテ」を演奏する映像が含まれている[4]。
ローリング・サンダー・レヴューは映画『レナルド&クララ』の撮影が並行して行われ、脚本を依頼されたサム・シェパードもツアーに同行していた[5]。ツアーにはジョージ・ハリスンなど多くのミュージシャンののアシスタントを務めたクリス・オーデルも同行したが、オーデルは「コヨーテ」は自身とミッチェルとシェパードとの関係が反映された作品だと主張している[6][7]。本作品にこういう一節がある。
「コヨーテはコーヒーショップにいて/スクランブルエッグを穴があくほど見つめている/指をかいで私の匂いに気が付くけれど/目はウエイトレスの脚にくぎづけ/彼はファンディ湾からあまりにもかけ離れてしまった」[8]
サム・シェパードは1972年と73年の夏、実際にノバスコシア州のファンディ湾にあるアドボケート・ハーバーのコテージで暮らしていた[9][10]。
レコーディングはロサンゼルスのA&Mスタジオで行われた。1976年11月発売のアルバム『逃避行』に収録され、米国では1977年1月にシングルカットされた[1]。カナダRPMで79位を記録した。