コルクバットの使用は、以下のメジャーリーグ(MLB)のルールブックにおける規則6.03 (a)(5)の違反行為に該当する。
次の場合、打者は反則行為でアウトとなる。
(5) 飛距離の向上、あるいは、異常な反発を生じさせる、改造や変更が行われたと審判の判断するバットを使用、または、その使用を試みた場合。この改造には、バットへの詰め物、表面をフラットに加工する、釘を打ち付ける、内部の空洞化、溝をつける、パラフィンやワックスといった物質を使ったコーティングなどがある。(MLB公式ルールブック、規則6.03(a)[5])
コルクバットに使用される素材が「トランポリン効果」[注 1]を発生させ、通常のバットよりも飛距離が伸びると一般的には考えられてきたが、研究では、この考えは否定されている[4]。コルクバットの他の利点として考えられることは、バットの重量への影響である。通常のバットと比べて軽量となることで、スイングスピードの向上が見込まれるが、同時にボール衝突後の跳ね返り速度へ悪影響を与えるため、スイングスピードで得られる利点を、結果的に相殺することとなる[6]。ただし、スイングの始動を一瞬遅らせることができるため、より正確な打撃へ寄与する可能性がある[6]。
1970年以降、コルクバットの使用が発覚した選手は以下の6名である。
加えて、メジャーリーグの元選手で監督のフィル・ガーナーは、2010年1月にヒューストンのラジオに出演した際、ゲイロード・ペリーとの対戦でコルクバットを用いてホームランを打ったことがあると語っている[11]。
また、2010年、スポーツ専門のウェブメディア、Deadspin(英語版)は、ピート・ローズがタイ・カッブの通算安打記録を抜いた1985年シーズンの試合で使用していた、2人のコレクターが所有するバットにX線検査をしたところ、コルクバットの証拠となる特徴が確認されたと報じた[12][13]。