コルティナ (タンゴ)
From Wikipedia, the free encyclopedia
コルティナ[1]、ないし、コルティーナ[2] (cortina) は、タンゴのダンス・イベントが開かれる場であるミロンガにおいて、ひとつのタンダから、次のタンダへ移る合間に演奏される、20秒から60秒ほどの短い楽曲[1][3]。
ミロンガでは、3曲か4曲ほどから成るタンダの間は、特定の同じパートナーと組んで踊り続けるが、ひとつのタンダが終わり、コルティナが流れる間は、踊り手たちがダンスフロアからいったん退いて席に戻り、次のタンダを踊る別のパートナーを探して駆け引きをするのが通例であり、パートナーの交代のために用いられる時間となっている[1]。コルティナが流れたら、パートナーに礼を言って別れ、男性は次のパートナーとしたい女性を誘うか、次のタンダを休んで着席する[4]。新しいパートナーが見つかれば、コルティナの間か、次のタンダが始まってから踊り始める[4]。
かつてのミロンガでは、コルティナを挟まず、タンゴの楽曲を連続して演奏することが一般的であったが、特定のパートナーとだけ長く踊り続けることを嫌う踊り手たちがいたこともあり、コルティナを導入してパートナーの交代が促されるようになったという[5]。日本では、アルゼンチンからの影響等で、2000年代半ばにコルティナが導入され、当初は批判も多かったというが、2010年代には普及が進み、2020年の時点ではすっかり定着している[6]。
コルティナでは、ジャズ、ポップ・ミュージック、フォーク・ミュージックなどの断片が、しばしば演奏される[7]。場合によっては、サルサ[8]やロックンロールがかかることもあり、その間に踊る者もいる[9]。