コロニアルバトルスター

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コロニアルバトルスターは、米国のSFテレビドラマ『宇宙空母ギャラクティカ』シリーズに登場する架空の宇宙艦船で、人類側が運用する。ドラマの主な舞台として各エピソードに登場するギャラクティカペガサスもこのバトルスターのうちの1隻である。

バトルスターという艦種名はシリーズでの造語で現在の地球上での解釈にあてはめると、宇宙空母としての大規模な艦載機運用能力と宇宙戦艦としての強大な砲雷撃戦能力を併せ持つ「宇宙戦闘母艦」あるいは「宇宙要塞空母」という表現が適当である。また、劇中での日本語字幕・吹替では「宇宙空母」と訳される。コロニアル艦隊の中核を成す主力艦である。   

このように表現される理由として、多数の艦載機を運用可能な艦載機専用施設を持ちながら対艦戦闘に耐えうる戦闘能力(艦砲・ミサイル)を保持し、かつ艦内の環境循環機構及び超光速航行装置により単艦での長期間・長距離の作戦行動が可能であるという点が挙げられる。このような過大な能力を実現させるため、その艦体はオリジナルシリーズで2000m前後[1]、リ・イマジンでは約1400mという巨大なものとなっている。また、艦隊主力艦という性格上大小部隊の旗艦となることが多いため高性能な探査・通信機器を装備しており、これはギャラクティカがどこにあるかも判然としない惑星「地球」を探索するにあたって不可欠な要素であったといえる。

艦体構成は、艦首部・胴体部・フライトポッド・機関部と大きく4つに分かれており、形状として、艦首部分はワニの頭のような構造物でそこから続く胴体部は細く、胴体両脇から伸びる数本の支持パイロンにより両舷に艦載機運用施設である棒状のフライトポッドが接続されている。オリジナルシリーズではフライトポッド間にも強度を保持するための六角形断面の支柱によって直接繋がっている[2]。この支柱は胴体部を貫通しており、内部には胴体部からフライトポッドへの連絡通路が通じている。そして最後部の艦尾部分には亜光速エンジンなど機関部を納めた巨大なポッドがある。シリーズに登場するバトルスターの外観詳細はそれぞれ異なるが、この構成についてはほぼ共通である。艦内は複数層のデッキに分かれており、娯楽施設や士官用クラブ、トレーニングルームなど様々な施設がある。

バトルスターの開発経緯や艦級などは各シリーズで詳細が異なるが、主な使用目的は対サイロン戦闘という点で一致している。基本的にサイロン・ベーススターを仮想敵として設計されているが、戦闘艦としてのスペック(武装・艦載機搭載能力)は劣っている。しかし、高い運動性能を生かした運用や複数艦連携戦術によって性能差を補っている。ただし、オリジナルシリーズでは現在の主力となっている最新鋭のハデス級ベーススターと対峙した場合、本艦級のソーサーブロック北天および南天に装備されているメガパルサー砲は艦自体のほとんどのエネルギーを消費するため連射が利かないとはいえ、バトルスターにとっては脅威であり、タイガー級コロニアル (ベーススター) デストロイヤー[3]の護衛が不可欠となっている。

また、搭載艦載機は大気圏内運用も可能であるが、バトルスター自体は不可能であり、基本的に大気圏突入及び離脱もできない。リ・イマジニングシリーズ第3シーズンではギャラクティカが惑星大気圏内にFTLジャンプを敢行し、艦載機射出後地表すれすれで再び大気圏外へジャンプするという運用を行ったが、これはあくまで設計外の運用法であり、事実その後艦体は大きなダメージを受けることとなった。

艦体各部構成詳細

艦首部

外部の形状からアリゲーター・ヘッド(ワニ頭)と呼ばれる。各種探査・航法・通信機器類、ブリッジ(あるいはCIC)等艦の制御に関わるシステムが集中している(リ・イマジニングシリーズの空母ペガサスには主砲である艦首大口径砲が装備されている)。また、艦長・副長などの上級コマンドチームの自室もあると思われる。また、飲料水貯蔵タンク(リ・イマジニングシリーズ)も確認されている。

胴体部

兵員居住区、娯楽室、士官クラブなどの福利厚生施設、トレーニングルームや射撃訓練ケージ、医療センター、化学分析室、武器保管庫、弾薬庫、食糧貯蔵庫等各種倉庫などがある。胴体部を経由し両舷のフライトポッドを繋ぐ物資輸送通路も設置されている。

フライトポッド

バトルスターの主たる攻撃手段である艦載機及びその他宇宙船の航宙運用施設である。主な施設としては、フライトデッキ(またはランディングベイ)と呼ばれる宇宙船発着口及び係留区画、ハンガーデッキと呼ばれる艦載機格納庫区画、発進チューブと呼ばれるバイパー戦闘機専用の射出設備があり、これらの施設に付随するように艦載機用燃料タンク、資材倉庫などの関連施設が併設されている。

ポッド自体は、胴体部から延びる数本(2~3本)の支柱によって斜め下方方向に懸架されており、両舷に1基ずつ計2基が設置されている。また、フライトポッド間は胴体部を貫通する支柱があり、支柱内部の専用通路により物資の移動が可能である。ポッドの前後には開口部(オリジナルシリーズは後部のみ開口)があり、着艦した艦載機は、ここからフライトデッキに進入しエレベータで下層にあるハンガーデッキへ移動する。大型宇宙船の場合はデッキ内の係留ポートにそのまま係留される。発着口の開閉機構は存在しない(リ・イマジニングシリーズのギャラクティカタイプバトルスターのみFTL航行時にポッドを艦胴体部に格納し開口部を閉鎖する。この機構のためにギャラクティカおよびその同型艦は過剰なまでの船体強度を持っていたという。)。このことから、戦闘中もフライトデッキは常時開放状態でありこの部分から艦内部へ攻撃を受けたり、サイロン兵士が移乗してくることがある。

フライトデッキの下層にあるハンガーデッキは、艦載機格納庫及び整備区画となっており、バイパー戦闘機は駐機スポットからハンガーデッキに併設する発進チューブへ運ばれ、カタパルトにより射出される。チューブはハンガーデッキから外部方向に向かって数十本設置されており、同時に多数の艦載機を射出することができる。

機関部

艦尾部分は、亜光速エンジンやFTLドライブ、動力エネルギー装置、燃料タンクなどの艦の動力系統が集中する巨大なポッドとなっている。リ・イマジニングシリーズのバトルスターにはサブダメージコントロールルームの存在も確認されている。

バトルスターの種別

脚注・注釈

関連項目

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