コールベッドメタン
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石炭層にはメタン(CH4)が吸着している。炭層に二酸化炭素 (CO2)を注入すると、石炭層がCO2を吸着しCH4が置換されて離れるため[3]、このメタン(CH4)を取り出すことが可能になる。具体的には地上から石炭層を目がけ縦に坑井を掘削し、鋼鉄パイプを置き石炭層に穴を開けガスの圧力で地表へ噴出させる。経済的に石炭の採掘を行うことが難しく廃坑になった炭鉱の炭層でも、この方法でメタンガスが採取できる[4]。
天然ガス価格が上昇してきたため、コールベッドメタンの生産計画が活発化している。商業的生産のためには熱量が高い高品位(高石炭化度)石炭が良く、ガスのメタン成分が92%以上必要とされる。米国でのCBM埋蔵量は700兆立方フィート、カナダでは90兆立方フィートと推定される。中国は世界最大の石炭生産国で、シェルのような外国資本と共同で採取する計画がある[2]。
油田の天然ガスと異なり、硫化水素を含まず、エタンガスなど重い成分もほとんど含まない。石炭の基質とcleatと呼ぶ割れ目に存在し、ガスを採取するためには石炭中をガスが移動する浸透性の良い割れ目が発達していることが必要である。