ゴールデン (ハントリックスの曲)
ハントリックスの曲
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「ゴールデン」(英: Golden)は、アニメーション映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』に登場するハントリックス(英: HUNTR/X)(EJAE、オードリー・ヌナ、レイ・アミ)の劇中歌。2025年7月4日、同作のサウンドトラック・アルバムからのシングルとしてリリースされた。第68回グラミー賞の最優秀映像作品楽曲や第98回アカデミー賞の歌曲賞を受賞した[1][2]。
背景とリリース
2025年6月20日にNetflixにて配信開始されたアニメーション映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の劇中歌で、同作に登場するルミ、ミラ、ゾーイからなる架空のK-POPガールズグループ「ハントリックス」(英: HUNTR/X)を主人公としており、ボーカルはEJAE、オードリー・ヌナ、レイ・アミらが担当した[3]。同作のサウンドトラック・アルバムもリリースされ、本楽曲は4曲目に収録されている[4]。
本楽曲の成功を受け、リパブリック・レコードは2025年7月4日にインストゥルメンタル版とアカペラ版と共にシングルとして公式リリースした。また、本楽曲がアワードの候補に挙がることも発表された[5]。Billboardは「サウンドトラックの2週目のストリーミング再生回数の爆発的な増加を受け、リパブリックは『ゴールデン』をトップ40ラジオ局に送り込むべく奔走した」と報じた[6]。リパブリック・レコード会長のジム・ロッポは、本楽曲のリミックスの可能性についても協議中としており、「Aリストのリミキサーも検討中である」と述べた[5]。デヴィッド・ゲッタによる本楽曲のリミックス版は7月25日にリリースされた[7]。
2025年10月7日に放送された『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』では、EJAE、ヌナ、アミらが本楽曲をライブパフォーマンスで初披露した[8][9]。3日前の同年10月4日には、『サタデー・ナイト・ライブ』シーズン51のプレミアで、司会者のバッド・バニーが演じるキャラクターが作品への愛を語るスケッチの一環として、短縮版が初披露された[10][11]。2026年1月8日、3人は『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演し、本楽曲の新たなシンフォニックバージョンを初披露し、このバージョン「ゴールデン(グローウィン・バージョン)」は翌日リリースされた[12][13]。
作詞・作曲
作品の物語において、『ゴールデン』はハントリックスによる楽曲で、ハントリックスが戦う悪魔たちに対する永続的な魔法の結界「ゴールデン・ホンムーン」を実現するための手段として制作された[14][15][16]。劇中での楽曲の展開は、ルミが実は半悪魔であることを観客に明らかにする役割も果たしている[14][15]。サウンドトラックアルバムのエグゼクティブプロデューサーであるイアン・アイゼンドラスは、本楽曲を伝統的なミュージカル映画の構造における"I Want" ソングと表現している[14]。本楽曲は、登場人物の目的を探求すると同時に、ルミの内面にも深く寄り添い、楽曲のブリッジ部分で「インスピレーションあふれるポップ」からややダークな「sotto voce(小声で語る)」へと変化していくものとしている[14]。アイゼンドラスは、「その枠のために5、6曲書いていたが、ちょうどいいエネルギーになるまで書き続けた」と説明した[17]。監督らは、最高の意味で厳しい要求をする人たちで、楽曲がどうあるべきかについて真のビジョンを持っていた[17]。制作中、本楽曲は当初「Gold」という仮題で呼ばれていた[18]。映画のサウンドトラックを手掛け、演奏も手掛けたダニー・チョンによると、本楽曲は「最後に本当に固まった曲で、制作の過程で何度かやり直したことがあり、最終的な形になるまでにインストゥルメンタルが何度か変更された」という[18]。
本楽曲はアイゼンドラスの指導下、EJAEとマーク・ソネンブリックが共同で作曲した[19]。朝鮮日報は、「歌詞の90%以上は英語だが、重要な場面では『어두워진』(暗くなった)や『영원히 깨질 수 없는』(永遠に壊れることのない)といった韓国語が使われており、K-POPとしてのアイデンティティを保っている」と強調した[20]。
本楽曲はト長調で演奏されており[21]、3オクターブの音域をカバーし、A5の高音Aまで達する[20][22]。朝鮮日報は、音楽評論家のイム・ヒユンが「第3オクターブのAまで届く力強い高音はアイドルソングでは滅多に使われない」と指摘し、それが「新鮮さ」を加えていると報じた[20]。Ars Technicaは本楽曲の3オクターブの音域は印象的で、A5音は「通常、クラシック音楽の訓練を受けたオペラ歌手にのみ許される音域」と指摘した[22]。コリア・ジュンアン・デイリーのインタビューにてEJAEは「ルミの歌唱力と、ホンムン(朝: 혼문)の魔法の結界を封印しようとする強い決意の両方を反映させるため、意図的に難しいボーカルラインを書いた」と説明し、「メロディの流れに身を任せていたところ、突然A5音を歌っていた」と付け加えた[23]。共同ディレクターのマギー・カンは、本楽曲を含む多くの曲でEJAEに可能な限り高い音で歌わせていたと述べた[24]。ワシントン・ポストは「カン監督にとって、曲がアーティストが才能と努力の全てを注ぎ込み、音を奏でるために肉体的な苦闘を繰り広げているのを聴いた時に感じる感情を体現することが重要だった」と報じた[24]。
チャート成績
2025年7月19日の週には、Billboard Global 200とBillboard Global Excl. USの両方で1位を獲得し[25]、7月19日から12月13日まで、18週連続で首位を維持した[26][注 1]。
Billboardによると、アメリカでは6月27日から6月30日まで間に700万回のストリーミング再生を記録し、前週の同時期と比べて272%増加した[27]。2025年7月第1週には、本楽曲はアメリカのBillboard Hot 100で81位、カナダのCanadian Hot 100で63位にデビューし[28][29]、2週間後に両方のチャートでトップ10に入った[30][31]。本楽曲は後に両国で1位を記録した[32][33][注 2]。
日本のBillboard Japan Hot 100では、本楽曲は最高7位を記録した[34]。
外国語版
英語版および韓国語版以外では、吹替版を演じる俳優または歌手による言語で歌われている。
日本語吹替版での歌唱は、堤育子(ルミ 役)、MARU(ミラ 役)、横山愛実(ゾーイ 役)[35]。
カバー
アン・ユジン[36]、パダ、イ・ヘリ、クォン・ジナ、クォン・スニル、チョン・ウンジなど、多くのK-POPアーティストによってカバーされ、YouTubeにて公開された[37]。
MAMA AWARDS 2025では、BABYMONSTERのメンバーからパリタ、アヒョン、ローラがハントリックス役で披露した[38][39]。
ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス2025では、キャサリン・ジェンキンスがソロピアノとオーケストラの伴奏で披露した[40]。