サイカシン
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| サイカシン | |
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(Z)-1-Methyl-2-({[(2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)oxan-2-yl]oxy}methyl)diazene 2-oxide | |
別称 β-D-Glucosyloxyazoxymethane; Methylazoxymethanol β-D-glucoside; Cycas revoluta glucoside | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 14901-08-7 |
| PubChem | 5459896 |
| ChemSpider | 4573631 |
| UNII | 9H51HL0E1D |
| KEGG | C01418 |
| MeSH | D003492 |
| ChEBI | |
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| 特性 | |
| 化学式 | C8H16N2O7 |
| モル質量 | 252.22 g mol−1 |
| 水への溶解度 | 56.6 g/L[2] |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
サイカシン(英語: Cycasin)は、植物に含まれる化学物質(配糖体)の1つである。組成式は C8H16N2O7、分子量は約252である。特にソテツ(種子、葉、幹など全草)に含まれる毒物として知られる[3][4]。
サイカシンは、ソテツ類(ソテツやザミア・プミラなどのザミア科)に含まれている。これらの植物からは、サゴと呼ばれる食用のデンプンを取ることができる。しかし、サイカシンはヒトなどに対して毒性があることが知られており、これらの植物から採取したデンプンを食用にするためには、サイカシンを取り除く必要がある。処理法としては、デンプンよりもサイカシンの方がはるかに水溶性が高いことを利用して水にさらす方法の他、太陽光にさらして紫外線による分解を狙う方法などがある。
1955年、鹿児島大学農学部の西田孝太郎により構造決定がなされた[4]。
オーストラリア原産のマクロザミア属に含まれるマクロザミン(macrozamin)は、サイカシンのグルコースがプリミベロース(6-O-β-D-キシロピラノシル-D-グルコース)に置き換わったもので、同様に毒性を持つ[5]。