サケガシラ
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| サケガシラ | |||||||||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Trachipterus ishikawae Jordan and Snyder 1901 | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| サケガシラ (裂頭)もしくは(鮭頭) |
サケガシラ(裂頭、学名: Trachipterus ishikawae)は条鰭綱アカマンボウ目フリソデウオ科の魚類の一種。
特徴
大型魚類で、体型がタチウオに似て細長く、体長は大きいもので2m以上になる[1]。
銀白色の体色で、背びれは朱色。成魚は体が横に扁平となり、眼は大きくて、眼径は吻長より大。口吻は下に向かって長く伸びる[6]。尾びれは小さい。腹部側には小さな棘のような鱗が多数並んで生えている。
浮き袋がなくそのままでは沈んでしまうので、体を斜めにして背びれを動かし、立ち泳ぎする姿勢をとると考えられる[4]。生態はよくわかっておらず、深海数百mの中層を漂いながら、アカマンボウ目の魚類の特徴である伸縮する口によって動物性プランクトンや浮遊性甲殻類を食べると推測されたり、動物プランクトンを食する近縁種のリュウグウノツカイとは異なり、小魚やイカを食べると推測されている[2]。2013年の捕獲個体には胃袋にイカのクチバシが多数見つかった[7]。
しかし、アカマンボウ目の魚類では、艶やかともいえる姿の幼魚が多く見つかったのに対し、本種の幼魚の発見は遅く、2014年に富山湾で見つかったのが最初。[8]稚魚や卵は未だに見つかってはいない。
近縁種であり、体型がよく似ているテンガイハタの頭部上部がなめらかなのに対し、本種は頭部上部に陥没したようにも見える溝があり、これが区別点となっている。裂けたように見えるので“裂頭”と、もしくは海中で立ち泳ぎする姿勢が、川を上るサケを思わせたことで、“鮭頭”とも呼ばれるようになったといわれるが、はっきりしない。
また、テンガイハタがたまに漁獲され、食用にされることもあるのに対し、深海の水圧に耐えるように体が柔らかくなっている本種の体はぷよぷよして柔らかい上に[6]、肉は水っぽくて生臭く、調理しても不味くて、食用には向かない[4]。一方、朝日新聞によると、「ゼラチン質たっぷりでノロゲンゲのような上質で絶品の味」としている[7]。刺身や焼き魚では水っぽいが、干物にしたり煮つけにすると旨味が出るとの報告もある[5]。