サゴマイザー

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ステゴサウルスの尾のサゴマイザー

サゴマイザー[1]Thagomizer, [ˈθæɡəmzər])は、一部の剣竜類恐竜の尾に見られる、スパイク状の皮骨板の特徴的な配列である。これらのスパイクは、捕食者に対する防御手段であったと考えられている。

スパイクの配列にはもともと明確な名称がなかった。アメリカのゲイリー・ラーソン英語版自身が1982年に発表した1コマ漫画『The Far Side英語版』で最初に「サゴマイザー」という名称が用いられた。この名称は次第に、科学界、研究、教育の分野で使われる非公式な用語として定着していった。主にこの語が用いられるようになったのは1990年代からである。

サゴマイザーという名は、アメリカの有名なナンセンス漫画家のゲイリー・ラーソン英語版が1982年に発表した1コマ漫画The Far Side英語版』で登場した言葉であった。原始人の講師が原始人の群衆たちを前に、ステゴサウルスの尾のスパイクについて「(スパイクで刺し殺された)故サグ・シモンズに因んで『サゴマイザー』と呼ぶことにする(after the late Thag Simmons)」と、発表しているというネタである[2][1]

サゴマイザーという語を最初に取り上げたのは、当時デンバー自然科学博物館英語版古生物学者だったケネス・カーペンターで、彼は1993年に行われた古脊椎動物学会で化石を説明する際に語を使用した[3][1]。サゴマイザーはそれ以来、非公式の解剖学用語として採用され[4]スミソニアン博物館[3][5]恐竜国定公園英語版[3]、書籍『The Complete Dinosaur[6]BBCのドキュメンタリーシリーズ『プラネット・ダイナソー』で使用されている[7]。この用語は、ステゴサウルスやそれに関連する恐竜を説明するいくつかの技術論文にも登場している[8][9][10][11][12]

古生物学

ケントロサウルスの骨格

ケントロサウルスなどの一部の剣竜類には、2対のスパイクからなる明確な「サゴマイザー」がなく、これら属では、尾の最後の2対のスパイクと、同じくスパイク状の他の尾の骨板との間に明確な区別がなく、ステゴサウルスの背中の幅広い板状の骨板とは異なる[13]

1914年にギルモアが提唱したように、尾のサゴマイザーが単にディスプレイのためだけに使われたのか[14]、それとも武器として使われたのかについては議論がある。それとも武器として使われたのかについては議論がある。ロバート・バッカーは、尾には骨化した腱がないため、他の鳥盤類の尾よりもずっと柔軟だった可能性が高いと指摘し、尾が武器だったという考えに信憑性を与えている。彼はまた、ステゴサウルスは大きな後肢を固定したまま、非常に強力な筋肉を持つが短い前肢で蹴り出すことで後方を容易に操作し、攻撃に対処するために巧みに旋回することができただろうと観察した[15]。2010年、ケントロサウルス・アエティオピクス(Kentrosaurus aethiopicus)のデジタルモデルの分析により、尾によってサゴマイザーが恐竜の側面に回り込み、おそらく横にいる捕食者に攻撃できることが示された[16]

アロサウルスの尾椎にサゴマイザーの棘先と一致する穴がある。

2001年にMcWhinneyらが行ったサゴマイザーに関する研究[17]では、外傷関連による損傷の発生率が高いことが示された。これも、サゴマイザーの主な機能が戦闘時における防御であったという説を裏付けるものである。アロサウルスの尾椎に部分的に治癒した刺傷がステゴサウルスの尾のスパイクに合致していたため防御機能の証拠とも考えられる[18]。このサゴマイザーの使用法は、現存する尾に棘を持つオオヨロイトカゲのようなトカゲに見られる防御行動に類似している[19]

ステゴサウルス・ステノプス(Stegosaurus stenops)には、それぞれ長さが約60から90センチメートルの4本のサゴマイザーがあった。関節したステゴサウルスの装甲が発見され、少なくとも一部の種では、これらのサゴマイザーが尾から水平に突き出ていたことが示されており、よく描かれているような垂直ではなかった[20]。当初オスニエル・チャールズ・マーシュは、ステゴサウルス・アルマトゥス(S. armatus)とステゴサウルス・ウングラトゥス(Stegosaurus ungulatus)の尾にはステノプス種とは異なり、8本のサゴマイザーがあると記載した。しかし、最近の研究で再検討が行われ、両種とも4本であったと結論付けられた[21][22][1]

その他用途

関連項目

出典

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