サファーとマルワ
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伝説
イスラム教の伝説によれば、神は預言者イブラーヒーム (アブラハム) にその妻ハジャール (ハガル) と息子イスマーイール (イシュマエル) をサファーとマルワの間の砂漠に置き去るよう命じた。持たされた食料が尽きると、ハジャールは助け探し歩いた。その際、身動きが取りやすいよう、ハジャールはイスマーイールを置いて一人で行った。最初に近くにあったサファーに登って辺りを見回したが何も見つからなかったので、今度はマルワに登って辺りを見回した。丘を登っている間はイスマーイールの姿が見え、その無事を確認できたが、丘の間の谷を歩く間はイスマーイールの姿は見えず不安になるため、ハジャールは丘を登るときは普通に歩き、谷は走っていった。ハジャールは猛暑にもかかわらず丘の間を7往復したが何も見つけることができず、イスマーイールの元に戻った。息子の元にたどり着いたときハジャールは神の声を聞き、天使ジブリールが水のある場所に遣わされたと知った。彼女はジブリールの翼を頼りに水を探し当ててそれを飲み、イスマーイールに乳を与えて育てた。その湧き水がザムザムの泉であるという。その後、母子の元を通りかかったベドウィンの一団は、水が湧き出した奇跡に驚いてこの地に留まることを決め、ハジャールとイスマーイールの母子とともに定住した。この集落が現在のメッカとなった。

