サマーゴースト
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原案と監督は、これが監督デビュー作となるイラストレーターのloundrawが担当した[2]。小説『君の膵臓をたべたい』の装画や劇場版『名探偵コナン』シリーズのイメージボードを手がけたことで知られるloundrawは、本作でもキャラクターデザインをはじめ背景美術や作画などの実制作にも参加している[2][3]。脚本は『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞した、作家にして映画監督でもある安達寛高(乙一)が手がけた[2]。
本作はloundrawが描いた一枚のイラストから生まれた現代青春群像劇で、高校生たちを主人公に都市伝説として囁かれる"サマーゴースト"を巡る忘れられない"ひと夏の出逢い"を描いている[2][3]。
また、通信教育のZ会からloundrawへの「様々な悩みや葛藤を抱えながら今を生きる若者たちへ、彼らを励まし応援するメッセージとなる映像を制作して欲しい」というオファーをきっかけにコラボレーションが実現[1]。『サマーゴースト』の世界に存在するもうひとつの物語として、監督・演出・キャラクターデザイン・作画監督・美術監督・撮影監督・編集の全てをloundrawが担ったコンセプトムービー『一番近くて遠い星』が制作された[1]。これはZ会にとって、2014年の新海誠監督の短編『クロスロード』に続く約7年ぶりのアニメーション作品とのコラボレーションである[1]。
イントロダクション
高校生の杉崎友也、春川あおい、小林涼の3人は、それぞれ家族や友人、将来について悩みを抱えていた。インターネットを通じて知り合った彼らは、花火をすると現れると噂される若い女性の幽霊"サマーゴースト"に会いに行こうと思い立つ。
登場人物
スタッフ
- 原案・監督・キャラクター原案 - loundraw
- 脚本 - 安達寛高(乙一)
- 音楽 - 小瀬村晶、当真伊都子、Guiano、HIDEYA KOJIMA
- アニメーション制作 - FLAT STUDIO
- 企画 - FLAGSHIP LINE
- 製作・配給 - エイベックス・ピクチャーズ
制作
loundrawが2018年9月29日に「Summer Ghost」の絵を投稿したことが制作の切っ掛けとなり、その時の心境についてこう明かしている[1]。
思っていた以上に器用に生きられなくて、でも、孤独を楽しめるほど強くもなくて。期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていく。そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。映画『サマーゴースト』は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です。 — loundraw、「サマーゴースト」公式サイト[5]
そして映画の制作・初監督にあたり、「作品を通して生きるということと、もう一度自身の気持ちを確かめると同時に、その気持ちは正論で語れるほど単純ではなく、かつ綺麗事では片づけられない弱さや身勝手さも形として残すべきである」とも語っている[1]。