サンマデモクラシー
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沖縄テレビが製作したドキュメンタリー映画の第2弾[2]。2020年2月に同局やテレビ朝日など民教協各局で放送された第34回民教協スペシャルの完全版。歴史に埋もれていた「本土復帰を求める運動に火を付けたのは、肝っ玉おばあが起こしたサンマをめぐる裁判だった」という事実を軽妙にえがいたドキュメンタリー作品[2]。
焦点を当てる玉城ウシに関する資料はほとんどなく、作品は埋もれた戦後史を掘り起こすことになったという[3]。
沖縄出身の川平慈英がナレーション、うちなー噺家の志ぃさーが口上という形でナビゲート役を務める[4]。なお、川平慈英の父である川平朝清も後述の「沖縄の自治は神話」発言をじかに聞いた人物として映像中に登場している[5]。
なお、本作は、2022年に『サンマデモクラシー 復帰前の沖縄でオバーが起こしたビッグウェーブ』(イースト・プレス)として書籍化された。
あらすじ
日本は戦後、サンフランシスコ講和条約(1952年)によって主権を回復したが、沖縄では当時、アメリカ軍の琉球列島国民政府(USCAR)が事実上、統治していた。日本からの輸入品には関税がかけられていたが、法律に書かれていないサンマにも、根拠のない20%の輸入関税がかかっていた[2]。これをおかしいと気付いた魚屋の女将・玉城ウシは、琉球政府を相手に当時前代未聞だった裁判を起こす。”ラッパ”と呼ばれた政治家・下里恵良、米軍が最も恐れた男”カメジロー”こと瀬長亀次郎らがこの波に加わり、本当の主権回復を求める大きな渦を巻き起こしていく。琉球列島第3代高等弁務官ポール・W・キャラウェイは言う。「沖縄の自治は神話」だと。