ザ・フェアリー
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ザ・フェアリーは、バラの園芸品種の1つ。 1932年にイギリスで、ジョン・A・ベントール (John A.Bentall) とアン・ベントール (Ann Bentall) によって作出された[1][2]。
四季咲き・横張り性のポリアンサ系のモダンローズ[1][2][3][4]。交配種は、Paul Crampel×Lady Gay[1][2][5]。完全四季咲き性で、春先から秋までピンク色の小さな花を、20輪かそれ以上の房咲きで咲かせる[1][4][6]。樹形はブッシュ型もしくはシュラブ[5]。作出国のイギリスでは、樹高0.6m、株張り60cmと小さいが、日本の暖地ではそれぞれ1.2m-2.0m、120cm-200cmと大きく育つ[7][5][6]。花径が2.5cm-4cmの小輪種[1][5]。花型は丸弁平咲き[6]。花付きがとてもよい[6]。また、花もちもとてもよく、花は雨でも傷みにくい[2][4]。結実しにくいので花がら摘みの必要がない[7]。香りは微香またはほとんど無香[2][4][5]。花枝がしなやかで、花の重みで枝先がたわむ[2]。光沢のある小さな緑色の葉がたくさん繁る[5]。樹勢は普通[2]。剪定をしないと大きくなる[5]。耐病性があり、悪条件でも育ち黒星病に強いが、うどん粉病にはやや弱い[2][7][注 1]。乾燥地ややせた土地でもよく育ち、栽培しやすい[7]。耐寒性が強く、最低気温が摂氏マイナス15度の土地でも耐えられる[5]。花壇植え、まとめ植え、混植ボーダーの前列、鉢植えなどに非常によく向いている[5]。グラウンドカバーや切り花としても使える[5]。交配親としても利用された[7]。英国王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞した[8]。
枝変わりに、クリスタル・フェアリー (白色、2001年にオランダで、カイレンによる作出)、ラブリー・フェアリー (濃いピンク色、2001年にオランダで、スペックによる作出) がある[2][7][6]。共にザ・フェアリーと性質はほぼ変わらないが、前者は株がやや小さい[2]。また、ラブリー・フェアリーの枝変わりに、フェアリー・クイーン (紅色、1992年にオランダで、フューレンスによる作出) がある[2][7][6]。同様に、性質はザ・フェアリーとほぼ同じ[2]。ザ・フェアリーの実生にフェアリー・ボタンがある[2][注 2]。やはり性質はほぼ同じだが、カップ咲きでやや立性になる[2]。