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クリーム (基礎化粧品)

化粧品の一つ From Wikipedia, the free encyclopedia

クリーム(cream)は、化粧品の基本的な剤型の一つで、保湿、柔軟性の付与、洗顔、マッサージ、クレンジング、日焼け止め、シェービングなど製品の目的は広範にわたる[1]。原義では水と油のように本来は混ざらない2つの液体を安定した状態で分散させたエマルションの一種のこと[1]。広義には水分も油分も含まないものまで含み、白濁した流動性のない粘性をもつもののことである[1]。

クリームの分類

性状による分類

クリームの性状による分類は文献により異なる。光井武夫「化粧品における応用」では、親水性クリーム、中性クリーム、親油性クリームの3種類に分類している[2]。日本化粧品技術者会の化粧品用語集では、無油性クリーム、弱油性クリーム、中油性クリーム、油性クリームに分類している[1]。

以下は大田三郎「クリーム製造中のチェックポイント(スコープ)」による[3]。

さらに見る 油相(%), 水相(%) ...
クリームの性状による分類[3]
油相(%)水相(%)例
無水油性 1000脱臭クリーム[3]、漂白クリーム[3]、特殊クレンジングクリーム[3]、マッサージクリーム[3]など。
乳化性(含水油性)W/O型 70-8530-15コールドタイプのクリーム(栄養クリーム、クレンジングクリーム、親油性のコールドクリーム)[3]など
乳化性O/W型 60-7540-25コールドタイプのクリーム(クレンジングクリーム、親水性のコールドクリーム)[3]など
30-5070-50中性タイプのクリーム(栄養クリーム、ベビークリーム)[3]
10-2590-75バニシングタイプのクリーム(バニシングクリーム、化粧下クリーム)[3]、アストリンゼントクリーム[3]など
無油性 0100ゼリークリーム[3]、歯ミガキ[3]など
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製品としては、油性製品(無水油性クリーム、リップクリームなど)、水性製品(ゼリー状クリームなど)、油性+水性製品(エマルション)、油性+水性+粉末製品(ファンデーションクリームなど)に分類される[4]。

機能による分類

  • 皮膚の保湿・柔軟性付与
    • エモリエントクリーム[5](保湿クリーム、ナイトクリーム、ナリシングクリームともいう[5])。
  • 皮膚の血行促進・柔軟性付与
    • マッサージクリーム[5]
  • 皮膚の洗浄・化粧落とし
    • クレンジングクリーム[5]
  • 化粧下地・メイクアップ前処理
    • メイクアップクリーム[5]、ベースクリーム(ベイスクリーム[5])、プレメイクアップクリーム[5]
  • その他特殊目的
    • 紫外線からの防御 - サンスクリーンクリーム[5]、サンタンクリーム[5]
    • 脱毛 - ヘアリムーバー[5]
    • 整髪 - ヘアクリーム[5]
    • 防臭 - デオドラントクリーム[5]
    • 髭剃り - シェービングクリーム[5]

日本では医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)で決められた有効成分を含有していれば、「治す」といった違反にあたらない表現の制限範囲の中で効能を表示することができる[6]。

日本標準商品分類

日本標準商品分類では化粧品のクリームを、マッサージ・コールドクリーム、モイスチャークリーム、その他のクリームの3つに大きく分けている[7]。

出典

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