シオクグ

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シオクグ
シオクグ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: カヤツリグサ科 Cyperaceae
: スゲ属 Carex
: シオクグ
C. scabrifolia
学名
Carex scabrifolia Steud.

シオクグCarex scabrifolia Steud.)は、単子葉植物カヤツリグサ科スゲ属多年生植物である。海岸の塩分の影響のある場所に生えるが、特に塩性湿地に生え、ヨシなどに交じって大きな群落を作る場合がある。

地下茎は泥や砂の中を長く横に這い、花茎をまばらに生じる。あまり束になって生じることはない。花茎は高さ変化に富み、砂浜のような場所では20センチメートル程度しか伸びず、干潟の奥の方などでは50センチメートルを越えるものもある。根出葉は発達せず、根元は長い鞘に包まれる。また、少し繊維にばらけた部分(糸網)を生じる。茎の下方からまばらに葉を生じる。葉は両端を巻き込んで細い糸状になり、やや立ち上がる。葉はのっぺりとしていて、厚みがある。

初夏に花をつける。雄小穂と雌小穂は別になる。小穂の下部には苞があり、長い葉状部があって、穂全体より長く伸びるので、葉の間に穂が出るような姿になる。

先端には雄小穂がつくが、そのすぐ下に、第二、あるいは第三の小型の雄小穂をつける。これは、スゲの中では例がさほど多くない特徴である。雄小穂はこん棒状で、褐色をしており、時に赤みを帯びる。

雌小穂は長楕円形で、下に離れて大体二個生じる。果胞は非常に大きく、その壁は分厚くてコルク質。これは、海水に浮かんで散布されるための適応とも考えられる。

生育環境

海水の影響のある、汽水域から海岸にかけて生育する。特に汽水域の流れのない、泥地、干潟や塩性湿地に一面に群落を作ったり、ヨシなどと共に群落を作ったりする。ヨシと共にはえる場合には、ヨシほどは大きくならないので、ヨシがまばらな場所に交じって生えたり、ヨシ群落の前面に帯状分布を見せたりする。海岸でも見られ、砂浜に生育している場所もある。その場合、かなり背が低くなるものもある。

分布は北海道から琉球列島までと広く、国外でも朝鮮から中国に分布する。

近似種

分類

参考文献

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