シクロブタノン
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| シクロブタノン | |
|---|---|
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 1191-95-3 |
| PubChem | 14496 |
| ChemSpider | 13840 |
| UNII | 6PF2SH405U |
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| 特性 | |
| 化学式 | C4H6O |
| モル質量 | 70.09 g mol−1 |
| 外観 | 無色~淡黄色液体[1] |
| 匂い | 特異臭[1] |
| 密度 | 0.9547 g/cm3 (0 °C)[2] |
| 融点 |
-50.9 °C, 222 K, -60 °F [2] |
| 沸点 |
99.75 °C, 373 K, 212 °F [2] |
| 水への溶解度 | エタノールやアセトンに混和。水には微溶。[1] |
| log POW | 0.14[1] |
| 屈折率 (nD) | 1.4210[1] |
| 危険性 | |
| GHSピクトグラム | |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
シクロブタノン(英語:Cyclobutanone)とは、化学式C4H6Oで表される有機化合物であり、四員環の環状ケトンである。高い揮発性を持った環状ケトンであり、常温で安定な液体である。
1905年にロシアの化学者であるニコライ・キッシュナー(英語版)によって、初めてシクロブタノンの合成法が報告された[3][4]。キッシュナーは、低収率ながらシクロブタンカルボン酸から数段階を経てシクロブタノンを合成した。ただし、この合成法は非効率であり、現在は用いられていない。

より収率が高く、効率的な合成法が開発されている。一つの手段としては、5つの炭素を持つ化合物の分解反応を用いる手法であり、先述したシクロブタンカルボン酸の酸化的脱炭酸反応において、より効率的な方法が報告されている[5]。ところが、より効率的なシクロブタノンの合成法が、アーヘン工科大学のP. Lipp と R. Kösterによって報告された。それは、ジエチルエーテル溶媒中で、ジアゾメタンとケテンを反応させる手法である[6]。当反応において中間体としてシクロプロパノンが生成し、こちらがさらにジアゾメタンと反応して環拡大反応を起こすことによりシクロブタノンが生成する。反応機構は、14Cでラベルしたジアゾメタンを用いることで解明された[7]。

他の合成法としては、リチウムを触媒としたオキサスピロペンタンの転位反応を用いた方法が挙げられる。オキサスピロペンタンはメチレンシクロプロパン(英語版)のエポキシ化により容易に合成できる。[8][9]

また、1,3-ジチアンを1-クロロ-3-ブロモプロパンでジアルキル化して、塩化水銀(II)(HgCl2)と炭酸カドミウム(CdCO3)を用いて脱保護を行った際にも生成する[10]。
