シコルスキー S-16
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偵察機兼イリヤー・ムーロメツ爆撃機とともに運用する戦闘機として開発された機体だが[1]、機体の性格については「偵察と爆撃機の護衛を行う機体」と表現する資料[2]と、「基地防空用の迎撃戦闘機」と表現する資料[3]がある。試作機は1915年2月6日に初飛行した[1][2]。
本機はロシア機としては初めてプロペラ同調式の7.7ミリ機関銃を装備したが、同調装置に問題があり、しばしば故障のため任務を中断しなければならなかったという[1][2]。また少数の機体では、上翼の中央部に追加の機関銃を装備していた[1]。110馬力(100馬力とも[2])のル・ローヌ製ロータリーエンジンを想定して設計されていたが、80馬力のノーム製エンジンを搭載することになったため、列強諸国の機体と比べると性能は劣った[1][2]。サイズ・エンジンなどが異なる5タイプが製造され[2]、生産数は27機[1]または34機[2]であった。少なくとも1機は、車輪に代えて双フロートを装備していた[1]。
1915年3月から、イリヤー・ムーロメツ部隊に配備されて試験と評価が行われた[1]。第一次世界大戦とロシア革命を経て労農赤軍でも使用され、最終的に1923年から1924年ごろにスクラップにされたとみられている[1][2]。