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シトクロムb

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シトクロムbcytochrome b, CYB, CYTB)は呼吸鎖複合体IIIのサブユニットで、ヘムbプロトポルフィリンIX鉄)を含むヘムタンパク質である。

機能

真核生物ミトコンドリアや好気性原核生物において、呼吸鎖複合体III(bc1複合体)のサブユニットとなっている。この複合体はキノールを酸化してシトクロムcを還元するとともに、膜を挟んでプロトンを輸送しATP合成に使うプロトン勾配を形成する。[1]

構造

おおよそ400アミノ酸残基から成る、8回膜貫通タンパク質である。補欠分子族として2つのヘムbb562b566)を結合している。[2]

系統解析

真核生物のシトクロムb遺伝子はミトコンドリアDNAにコードされており、その配列の差異を利用して生物間の系統解析を行うことができる。の内部での系統関係を求めるのに有効だと考えられている。[3]

医学上の重要性

シトクロムb遺伝子に変異が起きると、運動不耐やより深刻な疾患を引き起こすことがある。[4]

抗マラリア薬アトバコンは複合体IIIを標的としており、マラリア原虫のシトクロムb遺伝子に変異が入ることでアトバコン耐性が獲得される。[5]

参考文献

外部リンク

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