シャイニー・ビースト
キャプテン・ビーフハートのアルバム
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『シャイニー・ビースト(バット・チェイン・プラー)』(Shiny Beast (Bat Chain Puller))は、ドン・ヴァン・ヴリートが率いるキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドが1978年に発表した通算10作目に相当するアルバムである[注釈 1]。
| 『シャイニー・ビースト(バット・チェイン・プラー)』 | ||||
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| キャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
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| ジャンル | ブルース・ロック | |||
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| プロデュース |
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| 専門評論家によるレビュー | ||||
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AllMusic Rating | ||||
| キャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド アルバム 年表 | ||||
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解説
経緯
1976年の春、ヴァン・ヴリートは、元メンバーのジョン・フレンチ(ドラムス、ギター)、デニー・ウォーリー(ギター)、ジェフ・モリス・テッパー(ギター)、ジョン・トーマス(キーボード)と新しいキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドを結成して、アルバム『バット・チェイン・プラー』を製作した[1]。この作品はヴァン・ヴリートの旧友フランク・ザッパ[注釈 2]がエグゼクティブ・プロデューサーを務めて、ザッパと彼のマネージャーであるハーブ・コーエンが共同で設立して経営していたディスクリート・レコードから発表されることになっていた。しかしザッパとコーエンが経営を巡って対立して互いを告訴するという状況に陥り、ディスクリート・レコードの先行きは全く不透明になっていた[2]。そのような状況下で『バット・チェイン・プラー』はお蔵入りになり、オリジナル・テープはザッパに保管されたままになってしまった[注釈 3]。
『バット・チェイン・プラー』が制作されてまもなく、トーマスと再度フレンチが離脱し、テッパーの親しい友人で彼にキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドの音楽を聴くきっかけを与えたキーボーディストのエリック・ドリュー・フェルドマンと、フェルドマンの友人だったドラマーのゲイリー・ジェイが加入した[3]。彼等はさらにヴァン・ヴリートの従兄弟で以前客演者として参加したヴィクター・ヘイデン(アルト・サクソフォーン、バスクラリネット)を再び客演者に迎えて、1976年末から1977年初めにかけてリハーサルを繰り返し、幾つかのライブ活動を行なった。そしてジェイが離脱してフレンチが仮メンバーとして一時復帰した後、テッパーやフェルドマンと同じように長年に亘ってキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドの音楽を愛聴してきたドラマーのロバート・ウィリアムスが加入した[4]。
ヴァン・ヴリート、ウォーリー、テッパー、フェルドマン、ウィリアムスのキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドは1977年10月31日に初舞台を踏み、11月にはフランス社会党がパリで開いた慈善コンサートに出演した[5]。彼等は1978年2月にツアーを終えると、新曲のデモ・テープを録音してワーナー・ブラザーズと交渉して、新作アルバムを制作することになった[6]。そして離脱したウォーリーの後任に選ばれたフェルドマンの旧友のリチャード・レダス[7](ギター)と、1975年のライブ活動でメンバーだったブルース・ファウラー(トロンボーン)を迎えて、6月6日から8月27日までサンフランシスコのオートマットで本作を製作した。ヴァン・ヴリートは、ワーナー・ブラザーズのA&Rでジャズ・ミュージシャンでもあるピート・ジョンソン(Pete Johnson)[8]と共同でプロデューサーを務め、元メンバーのアート・トリップ(マリンバ、パーカッション)が客演した[9]。
内容
収録曲のうち、「フロッピー・ブート・ストンプ」「ハリー・アイリーン」「バット・チェイン・プラー」「オウド・トゥ・アレックス」の4曲は当時未発表だった『バット・チェイン・プラー』の同名収録曲の再録音版、「エイプス・マ」は『バット・チェイン・プラー』の同名収録曲と同様のホーム・レコーディングである[10]。
「オウド・トゥ・アレックス」は1966年に書かれ、ヴァン・ヴリートと共にキャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドの結成の中心人物だったギタリストのアレックス・セント・クレアについての曲である[11]。
収録曲
作詞・作曲の記載がない収録曲はDon Van Vliet作である。邦題は日本盤CD[12]に準拠。
オリジナルLP
CD
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「フロッピー・ブート・ストンプ The Floppy Boot Stomp」 | ||
| 2. | 「トロピカル・ホット・ドッグ・ナイト Tropical Hot Dog Night」 | ||
| 3. | 「アイス・ローズ Ice Rose」 | ||
| 4. | 「ハリー・アイリーン Harry Irene」 | ||
| 5. | 「ユー・ノウ・ユーアー・ア・マン You Know You're a Man」 | ||
| 6. | 「バット・チェイン・プラー Bat Chain Puller」 | ||
| 7. | 「ホウェン・アイ・シー・マミー・アイ・フィール・ライク・ア・マミー When I See Mommy I Feel Like a Mummy」 | ||
| 8. | 「オウド・トゥ・アレックス Owed t' Alex」 | Don Van Vliet, Herb Bermann | |
| 9. | 「キャンドル・マンボ Candle Mambo」 | ||
| 10. | 「ラヴ・ライズ Love Lies」 | ||
| 11. | 「サクション・プリンツ Suction Prints」 | ||
| 12. | 「エイプス・マ Apes-Ma」 | ||
合計時間: | |||
参加ミュージシャン
- キャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド
- キャプテン・ビーフハート Captain Beefheart – ヴォーカル、ハーモニカ、ソプラノ・サクソフォーン、口笛
- ブルース・ファウラー Bruce Fowler – トロンボーン、エアー・ベース
- ジェフ・モリス・テッパー Jeff Moris Tepper – スライド・ギター、ギター、スペル・ギター
- エリック・ドリュー・フェルドマン Eric Drew Feldman – シンセサイザー、ローズ・ピアノ、グランド・ピアノ、ベース・ギター
- ロバート・ウィリアムス Robert Williams – ドラムス、パーカッション
- リチャード・レダス Richard Redus[7] – スライド・ギター、ボトルネック・ギター、ギター、アコーディオン、フレットレス・ベース
- 客演
- アート・トリップ Art Tripp – マリンバ、パーカッション