Wikiwand AI

シャクガモドキ

From Wikipedia, the free encyclopedia

シャクガモドキ(尺蛾擬)は、チョウ目(鱗翅目)の1科1属であるシャクガモドキ科シャクガモドキ属 (Macrosoma) の総称である。姿がガの仲間のシャクガに似ていることから名付けられた。シャクガモドキ科には1属のみが属する。現在はアゲハチョウ上科(Papilionoidea) の1科とされる。メキシコからペルーにかけての熱帯アメリカに生息する[1]。

概要 シャクガモドキ, 分類 ...
シャクガモドキ
Macrosoma conifera
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
綱 : 昆虫綱 Insecta
目 : チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
科 : シャクガモドキ科 Hedylidae
属 : シャクガモドキ属 Macrosoma
学名
Hedylidae Guenée, 1857, nec. Bergh, 1895
Macrosoma Hübner, 1818
英名
moth-like butterfly
American moth-butterfly
geometrid
種

約35種

閉じる

分類

シャクガモドキは元々、シャクガ科フトシャク亜科 (Oenochrominae) の1族 Hedylicae とされていた。しかし1931年 L. B. Prout がシャクガモドキ科に分類した。

1986年 Malcolm J. Scoble が、シャクガモドキ科はアゲハチョウ上科の姉妹群と考え、独立したシャクガモドキ上科に分類してチョウに含めた[2]。その後、(アゲハチョウ上科 + セセリチョウ上科)の姉妹群とする説もあったが[1][3]、現在では、シャクガモドキ科はセセリチョウ科と姉妹群をなし、このクレードとアゲハチョウ科以外の科全てからなるクレードとが姉妹群となり、これらとアゲハチョウ科が姉妹群となるとする仮説が一般的になっている[4][5]。

Scoble が考えた系統樹[2]
チョウ

セセリチョウ上科

シャクガモドキ上科

アゲハチョウ上科

Wahlberg らによる系統樹[3][1]
チョウ

シャクガモドキ上科

セセリチョウ上科

アゲハチョウ上科

Kawahara らによる、現在考えられている系統樹[4][5]
チョウ

アゲハチョウ科

シャクガモドキ科 + セセリチョウ科

その他の科

特徴

  • チョウとしての特徴が顕著でなく、ガと多くの特徴を共有する。
  • 夜行性で、走光性がある。ときおり日中でも活動していることがある。
  • 触角はチョウを特徴付ける棍棒状ではなく、一部のガに似て、細く尖っている。
  • 休息するとき、翅は水平に広げ、身体は上体を起こす。そのため壁などにとまると後翅後縁が壁面に接する。

出典

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks