イラン(ペルシャ)が発祥であると考えられている[6][7][8][9][10][11]。 11世紀にペルシャの学者イブン・シーナーが著した『医学典範』には、いくつかのシロップが記載されている[12]。 12世紀のペルシャの書物『ザヒレイエ・ホラズムシャーヒ』において、ゴルガニは、グーレ、アナール、セカンジェビンなど、イランにおける様々な種類のシャルバットについて記述している。
西洋におけるシャルバットの最初の言及は、トルコ人が飲むものについてのイタリアの記述である。この言葉はイタリア語で「ソルベット(sorbetto)」となり、フランス語では「ソルベ(sorbet)」となった。17世紀、イギリスでは乾燥した果物や花に砂糖を混ぜた「シャーベットパウダー」の輸入が始まった。現代においても、シャーベットパウダーは英国で依然として人気がある。中東を旅した当時の英国人作家は、「様々なシャーベット……砂糖とレモンで作られたもの、スミレで作られたものなど」と記している。ヨーロッパ人がシャーベットの凍結方法を編み出すと、凍らせたシンプルシロップのベースに果汁や香料を加えてソルベットを作り始めた。米国ではシャーベットは一般的にアイスミルクを意味したが、初期のソーダファウンテンマニュアルのレシピには、ゼラチン、泡立てた卵白、クリーム、または牛乳といった材料が含まれている[6]。
伝統的にはサトウキビの汁で作られていたが、現代では家庭で砂糖と水を使って作られることが一般的である。シャルバットの食感や風味を良くするために、ライムが加えられることもあり[13]、甘味料として蜂蜜がよく使われいる。シャルバットには、レモン、ザクロ、マルメロ、イチゴ、サクランボ、オレンジ、バラ、オレンジの花、タマリンド、クワ、スミレなど、さまざまな風味がある。フリードリヒ・ウンガーによる19世紀の料理書に記録されているシャーバートのひとつは、「gülgülü tiryaki şerbet」と呼ばれており、これは「ピンクのアヘン中毒者のシャーベット」を意味している。