シロハツ
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分類
最初に文献に見られるのは1838年のエリーアス・フリースの記載である。delicaの意味はラテン語で乳離れを表す[4]。古い名前にはクリスティアン・ヘンドリック・ペルスーンが付けた Lactarius piperatus var. exsuccusという名前がある。
この種は何度か分類学的変転を遂げている。多く変異型と種が様々な理由によって本来の形態から分たれてきた。特にRussula chloroidesはいくつかの標本で狭い柄の上部の青から緑の範囲の帯を持つことから、いくらかの専門家によって種の位置を与えられていた[5]。また、襞の間隔、襞の深さなどについても古くから大きな疑問が投げかけられていた。
菌類学者のジョン・ブートン・クレランドは南オーストラリア・マウントロフティー山地のユーカリの木の下で見つけたものを1935年にシロハツとして記録した[6]が、1997年この種はCheryl Grgurinovicによって見直され、Russula maranganiaという新たな種とされた[7]。
特徴
子実体は傘と柄からなるハラタケ型。土壌から離れることを嫌うかのようで、ときにはキノコの半分程度は埋まっている。その結果、傘はその粗い表面に朽ちた葉などを保持していることがよくある。
傘は径9 - 13センチメートル、大きなものでは最大20cm程度まで育ち[1]、傘表面は滑らかで、白色であるが、傘が開くと表面は淡い茶色や汚黄土色になり、のちにやや褐色を帯びる[3][1][2]。傘の縁は内側に巻き込まれている。巻き込まれた部分はより白い色が残っている。傘は最初は中央が窪んだ饅頭形から丸山形であるが、成長すると扁平形になって、更に開くと漏斗形になることもある[1][2]。
柄は頑丈であり、白く、長さ1.3 – 3 cm、太さ2 – 5 cmと太くて短い[2]。柄の表面は滑らかで、初め白色で、後に褐色になって上部は青みを帯びる[2]。
傘裏のヒダは柄に対して直生から垂生であり、やや密で間隔が狭い(やや疎らとする文献もある[2])、はじめ白色で後にクリーム色、柄に接する部分は青緑色を帯びる[3][1]。
胞子紋は類白色[2]。担子胞子は表面に微細なイボと不完全な網目で被われた類球形であり、大きさは9.5-11 x 8-9.5マイクロメートル (μm) 、アミロイド性 [1][2]。若い物は白く、切っても色が変わらない。
肉は白色でかたくて脆く[1][2]、肉質はベニタケ科のキノコとしてはしっかりとしている[3]。味は匂いとともに温和であるが[2]、後味は辛苦く、ピリッとしている。[8]