ジェシカ・ワトキンス
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ジェシカ・ワトキンス (Jessica Watkins) | |
|---|---|
|
2019年撮影 | |
| NASA宇宙飛行士 | |
| 生誕 |
Jessica Andrea Watkins 1988年5月14日(37歳) |
| 宇宙滞在期間 | 170日13時間3分 |
| 選抜試験 | 第22期NASA宇宙飛行士候補生(2017年) |
| ミッション | スペースX Crew-4(第67次長期滞在/第68次長期滞在) |
| 記章 |
|
ジェシカ・ワトキンス(Jessica Watkins、1988年5月14日 - )は、アメリカのNASA宇宙飛行士、地質学者。元7人制ラグビー女子アメリカ合衆国代表。2022年に黒人女性として初めて国際宇宙ステーションでの長期滞在ミッションを成功させた[1]。
宇宙飛行士
メリーランド州ゲイザースバーグ生まれ、コロラド州ラファイエット育ち[2]。
8歳か9歳の頃、メリーランド州のジュディス・A・レズニック初等学校で放課後プログラムに参加。そこで学校名の由来であり、宇宙へ行った2番目のアメリカ人女性であるジュディス・レズニックのレガシー(遺産)について学び、両親と語り合ったことが、宇宙飛行士の道を志すきっかけとなった[3][4][5]。
フェアビュー高校を卒業後、スタンフォード大学に入学。入学当初は宇宙飛行士を志し、その準備として機械工学を専攻していたが、次第に惑星地質学に関心を持ち、専攻を地質学に変更した[6]。
スタンフォード大学では地質学および環境科学の学士号を取得。在学中にはラグビー部のほか、バスケットボールチームやサッカーチームにも所属していた[2][7]。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で地質学の博士号を取得。博士課程の研究は、火星と地球における巨大地滑りの配置メカニズムに焦点を当てたものであった。在学中は火星の表面プロセスを研究したほか、教育助手(ティーチングアシスタント)も務めた[2]。
学生時代からNASAの様々なプロジェクトに参加しており、 インターンシップとしてエイムズ研究センターで火星探査機「フェニックス」を支援する研究を行い、ジェット推進研究所では近地小惑星の分析や探査車「パーサヴィアランス」のシステム設計テストなどに携わった[2]。
カリフォルニア工科大学で博士研究員として、火星探査車「キュリオシティ」のサイエンス・チームに参加。ここでは探査計画の策定や、ゲール・クレーターの調査などを行った[2]。

2017年に1万8300人以上の応募者の中から第22期NASA宇宙飛行士候補生として選出された12人の一人となった[2]。
2022年4月27日から10月14日まで、スペースX Crew-4ミッションのミッションスペシャリストとして、国際宇宙ステーションに滞在した[2]。

スポーツ実績
高校ではバスケットボールとサッカー、陸上競技に取り組んでいた[6]。
スタンフォード大学2年次には決勝ゴールを決めて女子ラグビーの全米チャンピオン(2008年)に輝いたほか、2008年から2010年まで3年連続で全米大学オールアメリカンに選出された。2009年にはアメリカ代表チーム「USAイーグルス」のメンバーとして、7人制ラグビーワールドカップに出場し、3位入賞に貢献。ワトキンスはこの大会でチーム最多トライを記録した[2][7][8][9]。
2014年、カリフォルニア州チュラビスタの米国オリンピックトレーニングセンターに通い、7人制ラグビーが初採用される2016年リオデジャネイロオリンピックに向けてトレーニングを行っていた。しかし当時、UCLAの博士課程4年生であったワトキンスは、宇宙飛行士を目指すため代表候補としての活動を断念し、学業に専念することを選んだ[6]。
カリフォルニア工科大学では、女子バスケットボールチームにてボランティアでアシスタントコーチを務めていた[2]。