ジェームス・ラスト
ドイツの作曲家 (1929-2015)
From Wikipedia, the free encyclopedia
ジェームス・ラスト(James Last、1929年4月17日 - 2015年6月9日[1])は、ドイツの作曲家。ベーシスト、バンドリーダー。
| 音楽・音声外部リンク | |
|---|---|
| 試聴 | |
|
|
経歴
1929年、本名ハンス・ラースト(Hans Last)としてドイツ・ブレーメンにて生まれる。第二次世界大戦中にドイツ国防軍の軍楽学校で音楽を学んだ。
1948年にラスト=ベッカー・アンサンブルのリーダーとなり、作曲家としても活動し始める。また北西ドイツ放送NWDRに所属しベーシストとしても活躍、ドイツで最も早くエレクトリック・ベースを採用した1人でもある。
1960年代には自身の名を冠した楽団を結成、その明るく軽快なサウンドから「ハッピー・サウンド」と呼ばれ大成功を博し、その後のドイツ語圏のインストゥルメンタル・ポップ音楽にも多大な影響を及ぼした。
1965年、アルバム「ノン・ストップ・ダンシング '65」を国際市場に出す際に芸名としてジェームス・ラストを採用、この名はすぐに定着することとなり、一方本名のハンスは彼の愛称「ハンジ」として残ることとなる。
生涯のキャリアにおいて200枚以上ものアルバムを発表し、ベルト・ケンプフェルトと並ぶドイツを代表するポップス・ビッグバンドとして人気を博し、ケンプフェルト没後はジャーマン・ポップス・ビッグバンドの頂点に立った。ドイツ国内外において合計17枚のプラチナレコード、さらに208枚ものゴールドレコードを記録している。
1968年には契約していたポリドール・レコードの提案で日本向けに「世界は二人のために」をタイトル曲に、日本のポップス・歌謡曲のカバーアルバムを発売している。
1977年にはルーマニアのパンフルート奏者、ゲオルゲ・ザンフィルのために『ロマーナの祈り(Einsamer Hirte / The Lonely Shepherd:和訳:孤独な羊飼い)』を作曲してヒットに導いた。
アルバム『セダクション(The Seduction)』収録の『バイブレーションズ(Vibrations)』は、日本のテレビ番組『プロ野球ニュース』のコーナー「今日のホームラン」のBGMに使用されて人気を博し、日本における彼の代表曲となった。

「命に関わる病気」が悪化したことを2014年9月に公表し、翌2015年3月22日から4月26日までドイツ国内におけるファイナルツアーを敢行、その後イギリスで行う予定だった引退ツアーの開始を待たず、6月9日、86歳で死去した[3][4]。
作品
バンドリーダーを務めると同時にソングライターとしての側面もあり、欧米でも数多くのヒット作を放った[5]。
- ウエイン・ニュートン「Games That Lovers Play」[6] - 全米86位(1966年)
- ジャック・ジョーンズ「Now I Know」[7] - 全米73位(1967年)
- エド・エームス「When the Snow Is on the Roses」[8] - 全米98位(1967年)
- アンディ・ウィリアムス
- エルヴィス・プレスリー
- 「Fool」[11] - イージー・リスニング・チャート12位(1973年)