ジャン・ブリクモン

From Wikipedia, the free encyclopedia

生誕 (1952-04-12) 1952年4月12日(72歳)
ベルギーの旗 ベルギーイクル
研究分野 くりこみ群、非線形微分方程式
研究機関 ルーヴァン・カトリック大学
ジャン・ブリクモン
ミュチュアリテで開催されたノーム・チョムスキーに関する会議でインタビューされるジャン・ブリクモン(2010年5月29日撮影)
生誕 (1952-04-12) 1952年4月12日(72歳)
ベルギーの旗 ベルギーイクル
国籍 ベルギーの旗 ベルギー
研究分野 くりこみ群、非線形微分方程式
研究機関 ルーヴァン・カトリック大学
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

ジャン・ブリクモン(Jean Bricmont, イクル[1]1952年4月12日 - )は、ベルギー出身の物理学者、著述家。

理学博士号を取得し、ラトガース大学で研究者として勤務した後、プリンストン大学で教鞭をとった。現在、ルーヴァン・カトリック大学理論物理学教授として、幾何学・物理学・確率論(GPP)研究ユニット(数理物理学科)に所属している[2]。また、ベルギー王立アカデミー英語版の会員でもある。

専門は、くりこみ群と非線形微分方程式[3]。研究業績により、ベルギー王立アカデミーのドゥルイツ賞(1996年)、国立科学研究基金5年賞(デ・レーウ・ダムリー・ブーラート賞、2005年)を受賞している[4]

科学的合理性の擁護

ジャン・ブリクモンは、1997年に、前年にソーカル事件を引き起こしたアメリカの研究者アラン・ソーカルとの共著『「知」の欺瞞(Impostures intellectuelles)』を上梓し、ポストモダニズムカルチュラル・スタディーズにおける自然科学用語の乱用を批判した。フランス科学情報協会(AFIS)の科学支援委員会メンバーであり、2001年から2006年にかけては会長も務め、現在は二人いる名誉会長の一人である(もう一人はジャン=クロード・ペッカー)。

2010年9月、ジャン・ブリクモンはベルギー王立アカデミーが主催する学術会議「科学・芸術における冒険精神と予防原則(L’esprit d’aventure et le principe de précaution en sciences et en arts)」の座長を務めた[5]

表現の自由の擁護

2001年4月、ブリクモンは『ル・モンド・ディプロマティーク』誌に論考を発表し、言語学者のノーム・チョムスキーホロコーストを否定する歴史家のロベール・フォーリソンを支持したかどにより批判されていた件について、チョムスキーを擁護した[6]

2009年、ロベール・フォーリソンがゼニス・ドゥ・パリで熱烈な支持を得たというスキャンダルを受けて、ブリクモンは「デュードネ英語版は1年の懲役刑(執行猶予付)を受けるべきだ」と発言して周囲を驚かせた[7]

ブリクモンへの批判

ブリクモンが極右の表現の自由も擁護し、特にゲソ法を撤廃するべきだという主張していることについて、極左勢力などから厳しい批判を受けている[8]

一方で、極右を研究する政治学者のジャン=イヴ・カミュによれば、「ノーム・チョムスキーとその支持者であるジャン・ブリクモンや、アラブ主義者のルネ・ナバの著作には、ゆるやかな三色同盟が認められる」と強調している[9]

社会学者のダニエレ・ブレトラシュは、ブリクモンが「ル・グラン・ソワール」に寄せた論考は「反ユダヤ主義的放浪(errances antisémites)」の兆候を示していると述べている[10]。ブリクモンは、この批判は名誉毀損にあたるとしている[11]

著作

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI