1950年代の音声学は、多くの音声学者が英語のイントネーションを言語学的に体系化させようと試みていたが、そのどれもが困難を極めていた。そんな中、オコナーと彼の同僚であるArnoldは、1961年に『Intonation of Colloquial English』という英語のイントネーションに関する書籍を執筆・出版した[2]。
この本は、それまでの英語のイントネーション研究を圧倒的に凌駕し、2006年にEnglish Intonationという英語のイントネーションの名著ともいうべき書籍を執筆・出版したJohn Christopher Wellsですら、The Guardianに投稿した追悼記事(Obituary)で『これに勝る教科書は存在しない(but no better textbook has been published that could supersede it.)』と語った[2]。
なお、『これに勝る教科書は存在しない』という紹介文はWells(2006)のまえがきに書かれており、Wells(2006)が出版されるまでは、O’Connor, J. D. and Arnold, G. F.(1961)が唯一無二の英語のイントネーションに関する書籍だったことを物語っている[2]。