コクトーが1930年代初頭に動画の制作に取りかかると、映画音楽の作曲を始める。フランスやイギリス、アメリカの映画産業に多くの楽曲を提供し、その方面で大家として成功を収めた。代表的な映画音楽に、『自由を我等に』(1931年)、『美女と野獣』(1946年)、『赤い風車(ムーラン・ルージュ)』(1952年、主題曲が非常に有名)、『ローマの休日』(1953年)、『恐怖の報酬』(Le Salaire de la Peur, 1955年)、『男の争い』(Rififi, 1956年)、『悲しみよこんにちは』(1958年)、『テレーズとイザベル』(1968年)などがある。