ジンバブエ・ゴールド
ジンバブエの法定通貨
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概要
ジンバブエ・ゴールドは、ハイパーインフレーション[6]によって価値を失ったRTGSドル(ジンバブエ・ドル)に代わって2024年4月5日に発表され[7]、4月8日より導入された[2]。旧通貨のRTGSドルとの交換期限は21日間に設定されている。なお通貨バスケット制は引き続き維持される[8]。
ZiGは元々金本位制のデジタルトークンとして2023年4月に導入され、2023年10月5日に法定通貨として認められていた[9][10]。このデジタルトークンのZiGはGBDTという投資商品として残る[5]。
ZiGが法定通貨として導入された当初は、紙幣・硬貨共に未発行(製造は行われていた)で、事実上暫定的にデジタル決済(キャッシュレス)のみの法定通貨としての導入となった。2024年5月1日からは紙幣と硬貨が発行された[11]。
ジンバブエは前述のハイパーインフレの経験から自国通貨への信用が非常に低く、ジンバブエ・ゴールドの導入後も全ての取引の60%が米ドルで行われ続けている他[12]、2024年夏に深刻化した国内の旱魃に起因する食糧不足などからインフレーションが加速し、実勢レートが1ドル = 30 ZiG前後まで悪化しているばかりか、同年9月には国内の農家団体に対しジンバブエ政府から支払われる交付金の25%をジンバブエ・ゴールドで支払う事に反発し、全額を外貨で支払うよう要求する事態が発生する[13]など、国民からの自国通貨の信用はほとんど回復しておらず、ジンバブエ政府も通貨価値の維持に苦慮している[13]。
紙幣
2024年シリーズ
発行されたのは10ZiG、20ZiGの2種類のみである。当初は1ZiG、2ZiG、5ZiG、50ZiG、100ZiG、200ZiGの券種も発行が準備され印刷も行われていたが、1ZiG、2ZiG、5ZiG紙幣は同額面の硬貨の発行を優先する為[5][14]、50ZiG、100ZiG、200ZiG紙幣はインフレーションを抑制する為[15]にそれぞれ発行が棚上げされた。
これらの紙幣のデザインは全券種共通であり、表面のデザインは先々代のジンバブエ・ドル、先代のRTGSドルに用いられていたものと同じエプワースのバランシング・ロックス、裏面のデザインは12個の金塊と金の鋳造のイメージとなっている。表面から見て右側には透かしが入っており、表面右下にはQRコードが印刷されている。
2026年シリーズ
2026年3月3日、セキュリティと耐久性を高めた新紙幣を発表し、同年4月7日に10ZiG、20ZiG、50ZiG紙幣の発行が開始された[16]。新紙幣は10ZiG、20ZiG、50ZiG、100ZiG、200ZiGの5種類で、100ZiG、200ZiG紙幣は後日発行予定としている[16]。