ジーン・ローゼンソール
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ジーン・ローゼンソール(Jean Rosenthal、旧名Eugenia Rosenthal、1912年3月16日 - 1969年5月1日)は演劇における照明デザインの分野の先駆者とされる人物。ニューヨークでルーマニア系ユダヤ人の家に生まれた[1][2]。
20世紀の初め、照明デザイナーは一定の地位を得ていなかった。舞台装置家や電気技師が演出の照明を扱っていた。ローゼンソールは照明デザイナーがデザインチームで不可欠な存在となる働きをした。彼女はまた、照明は「それ自体が仕事である」と述べている[3]。特有な照明のイノベーションだけでなく、その演出特有の雰囲気を作り出すローゼンソールは、ブロードウェイの照明デザイナーとして需要のある存在であった[4]。
1929年、ローゼンソールはネイバーフッド・プレイハウス・スクール・オブ・ザ・シアターのマーサ・グレアムに紹介された。グレアムの技術補佐員となり、グレアムとは生涯にわたって協力をした。グレアムとは36の作品で一緒に仕事をした[5]。1931年から34年まで、Stanley McCandlessとともにYale School of Dramaで照明デザインを学んだ。
ニューヨークに戻り、1935年連邦劇場計画に加わった。これはオーソン・ウェルズやジョン・ハウスマンとの協力につながった。後にウェルズをマーキュリーシアターを連れて行き、そこでローゼンソールは照明デザイナーとしてではないが、製作・照明マネージャーに加え委員のメンバーに任じられた。
ブロードウェイ、マーサ・グレアムのダンス、ニューヨーク・シティ・バレエ団、メトロポリタン・オペラなど何百もの製作で照明デザイナーを務めた。ブロードウェイではウエストサイドストーリー(1957年)、サウンド・オブ・ミュージック(1959年)、テイク・ミー・アロング(1959年)、A Funny Thing Happened on the Way to the Forum(1962年)、屋根の上のバイオリン弾き(1964年)、ハロー・ドーリー!(1964年)、キャバレー(1966年)、ザ・ハッピー・タイム(1968年)などで照明デザイナーを務めた。
貢献
ザ・マジック・オブ・ライト
著書The Magic of Light: The Craft and Career of Jean Rosenthal, Pioneer in Lighting for the Modern Stage, (Little Brown & Co, ISBN 0-316-93120-9) は死後の1972年に出版された。Lael Wertenbakerがテープに録音された会合を書き取るというローゼンソールとの長期的なプロジェクトでこの本を整理し組み上げた[8]。
この本は自伝から始まり、照明の歴史や演劇、ミュージカル、オペラ、家における照明についての詳細をつづっている。ここで詳しく述べられた劇場の照明器具は、その出版時に使われていたものである。巻末にはローゼンソールの図面のサンプル(灯体の配置、組立図、フォーカス・チャート)と照明家としての業績一覧も収録されている[9]。