スウェーデン語方言字母
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中国語用の音声記号との関係
スウェーデンのベルンハルド・カールグレンは、普通話の zhi や zi の母音を舌尖母音(apical vowel)と呼んだ。中国語学では舌尖母音のために、スウェーデン語方言字母に由来する4つの記号を使うことがあるが[4]、これらは国際音声記号ではない。ただし本来の方言字母にあったのは ʅ と ʯ の2文字だけで、のこりの2文字はカールグレンが自分で作った文字らしい[5]。
| Unicode | 文字 | 対応するIPA |
|---|---|---|
| U+027F | ɿ | z̩ |
| U+0285 | ʅ | ʐ̩ |
| U+02AE | ʮ | z̩ʷ |
| U+02AF | ʯ | ʐ̩ʷ |
たとえば『漢語方音字彙』では「歯」(齿)の字音は北京で [tʂʻʅ]、揚州で [tsʻɿ]、蘇州で [tsʻʮ] のように書かれている(声調は省略)[6]。
カールグレンはルンデル本人に学び、また『中国音韻学研究』の初版はルンデルの出版社から出版され、後の版よりも大量にスウェーデン語方言字母を用いていた[5]。
なおカールグレン本人は後にはこれらの記号を使うのをやめ、舌尖母音のためにはより印刷に便利な ï を使うようになった[7]。