ホ長調、構成は非常に自由なロンド・ソナタ形式(ソナタ形式に近い大三部形式とも、あるいは大規模なロンド形式ともとれる)。「プレスト」の発想記号が指定された、967小節に及ぶ大作である。
主題はH-Cis-Gis-Cis-Hの5音で現れ、4分の3拍子で全音符を使った優雅なもの。転調を繰り返しながら、穏やかに繰り返される。嬰ハ短調の歌謡的な中間部ののち、再現部を経て、最後にオクターブのユニゾンで音階が奏でられ華やかに終結する。
特定の形式に収まらず自由に即興的に構成されており、また冒頭の主題が全曲を通して重要な役割を演じている。