スターリン讃歌

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スターリン讃歌』(スターリンさんか)は、ヨシフ・スターリン逝去1周年を記念して1954年3月15日日本の出版社である理論社より刊行された詩集

赤木健介岡本潤野間宏木島始、および理論社編集部による共同編集であり、赤木らも詩を執筆した[1]。そのほか、土方鉄壺井繁治許南麒渡辺順三黒田喜夫大島博光らも寄稿した[1][2]

野間宏はこれらのスターリンを賛美した詩を後の自分の全集・著作集には収録せず、その後も自分がかつてスターリン主義者であったことを隠し通した[1]

収録された詩には、スターリン死後の作品以外にも、1953年3月、スターリン危篤が報じられた時期の作品も含まれている。同書には詩のほかにも、日本共産党新日本文学会ソ同盟中央委員会ゲオルギー・マレンコフイリヤ・エレンブルクらが執筆した追悼文が収められている。 

批判

加賀乙彦によれば、フルシチョフがスターリン批判で暴露するまでスターリンの独裁や粛清を知らなかったからしょうがないと言う人もいるが、スターリン批判以前からそうした情報は日本に入ってきていた[1]。しかし、スターリン主義者はそうした情報を「デマだ」「反動だ」と決めつけ、自分では調べようとはしないどころか、むしろスターリンの偉大さを証明するような情報だけを集めて自分を鎧っていった[1]。加賀乙彦は『スターリン讃歌』に寄稿した者たちを含む日本のスターリン主義者は、「自分は日本の民衆にとって素晴らしいことをしているつもりで二十世紀最大の虐殺者を誉めたたえ、その思想を広めていった」と指摘している[1]

脚注

外部リンク

関連項目

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