1/ST
北米の競馬関連事業を行う会社
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1/ST(ファースト)はアメリカ合衆国の企業グループ。競馬関連事業を行っており、サンタアニタパーク競馬場などを所有している。現在の社名になったのは2020年のことで、それまではストロナック・グループとして活動していた。更にその前身としてマグナ・エンターテイメントがある。

歴史


オーストリア出身のカナダ移民フランク・ストロナックは自動車メーカーマグナ・インターナショナルを設立し、世界的企業に育て上げた。フランクは競馬にも興味があり、1962年から馬を購入し始め[1]、1977年に購入したグローリアスソングで名を上げた[2]。1989年にアデナスプリングスを設立して生産にも着手。ここから史上唯一のブリーダーズカップ・クラシック親子制覇を成し遂げたオーサムアゲイン・ゴーストザッパーを始めとして多数の活躍馬を輩出した。
フランクは競馬事業の統括会社として1998年にマグナ・エンターテイメント・コーポレーション(Magna Entertainment Corporation、以下MECとする。)をマグナ・インターナショナルの子会社であるMI開発(MI Developments Inc、以下MIDIとする。現グラニテ不動産)の更に子会社という位置づけで設立。1998年にサンタアニタパーク競馬場を買収したことを皮切りにガルフストリームパーク競馬場・ピムリコ競馬場などアメリカの競馬場を多数買収し、アメリカ競馬で最大の競馬場所有者となった。しかし徐々にMECの経営状態は悪化し、2009年に破産宣告をした[3]。
以前よりMIDIの株主からは会長の個人的利益のためにMIDIの資金が投入されることに対して強い反発が出ており[4]、MECの破綻を切っ掛けにフランクはMIDIの議決権を放棄[4]、代わりにMECが保有していた競馬関連の権利を譲り受けて娘のベリンダ・ストロナック(元カナダ下院議員)と共にストロナック・グループとして再出発することとなった[5][6]。
フランクは2011年ごろから母国オーストリアの政治活動に進出する[7]も頓挫して2017年には撤退。同じ2017年にアデナスプリングスを売却、競走馬生産から撤退した[8]。競馬事業もほぼベリンダに譲って引退状態となった。しかしベリンダと経営方針で対立し、父娘で互いに裁判で訴え合うという事態になってしまった[9]。
その後、2020年に裁判は和解が成立[9]。この年の1月にベリンダは社名を1/ST(ファーストと読む)に変更[10]。再びの再出発を図る。
所有資産
競馬場
- サンタアニタパーク競馬場 - 1998年に1億2千6百万ドルで買収[11]。
- ガルフストリームパーク競馬場 - 1999年に9千5百万ドルで買収[12]
- ローズクロフト競馬場 - 2016年に買収。金額は非公開[13]。