スミスフィールド・キャトル・ドッグ
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生い立ち及び作出に使われた犬種は明らかではない。およそ12~13世紀ごろにイングランドで作出された犬種で、ロンドンにあるスミスフィールド市場に牛の群れを連れて行くための牧牛犬として使われた。時には牛のかかとを軽く噛んで移動させることも出来るヒーラーで、ロンドンでは一時使役犬として流行したこともあったともいわれている[1]。
スミスフィールド・キャトル・ドッグは3つの犬種の祖先になった犬で、現在は本種が単独で話題に上ることは無く、その3つの犬種の生い立ちが語られた時にのみ、その存在について軽く言及される程度である。一つ目の子孫はオーストラリアのオーストラリアン・キャトル・ドッグである。これは現在オーストラリア国外でも人気が高く、実用犬として多く飼育されている牧牛犬種である。二つ目の子孫はティモンズ・バイターで、これは非常にマイナーな牧牛犬種であるが、オーストラリアン・キャトル・ドッグの前身である。三つめの子孫は、アメリカ合衆国のオーストラリアン・シェパードである。スミスフィールドの子孫としては最も世界的に人気がある犬種で、多くの国で多目的に飼育されている犬種である[1]。
子孫の隆盛とは対照的に、スミスフィールド自体は牧牛作業の機械化により仕事を失い、頭数は激減した。愛好家の努力も空しく、その後数か回復することが無いまま19世紀ごろに絶滅してしまった。
特徴
姿に関しても残された資料は少ない。スムース・コリーにやや姿が似ていて、それよりも筋肉質の体つきをしていた。耳は立ち耳又は半垂れ耳、尾は垂れ尾で時には短めに断尾されることもあった。長めの脚を持ち、背は平らに近い。コートはロングコートで、毛色はブラック・アンド・タンやブルーマール・アンド・ブラックなどさまざまである。中型犬サイズで、性格は大胆不敵で忠実、仕事熱心であったといわれている。運動量は非常に多い。