スルーギ
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| 愛称 | アラビアン・グレイハウンド(Arabian Greyhound) | |||||||||||||||||||||
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| 原産地 | ||||||||||||||||||||||
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| イヌ (Canis lupus familiaris) | ||||||||||||||||||||||
スルーギ(英:Sloughi)とは、モロッコ原産のサイトハウンド犬種である。別名はアラビアン・グレイハウンド(英:Arabian Greyhound)。
約2000~3000年前から存在していた犬種だが、はっきりとした生い立ちはよく分かっていない。サルーキとは兄弟種とも親種ともいわれる間柄で、どちらにしても親せきであると考えられている。もとは北アフリカに住むベルベル人によって飼育されていて、ウサギやガゼル、ダチョウの狩りに使われていた。また、イスラム教に於いて犬は不浄な生き物として扱われ軽蔑されているが、スルーギは例外で飼い主の家族として扱われ、オスの犬は人間の女性よりも地位が高かった時代さえもあった。スルーギが亡くなると遺族は冥福を祈り、魂を天に送るために家族全員の頭髪・体髪を全て剃り落として喪に伏す儀式が行われた。現在ではこの儀式は一部地域を除いて行われていないが、これによりスルーギがいかに大切にされていたかを知る事が出来る。なお、この儀式は古代エジプトでも行われていて、原産地との交流があったことも分かっている。
本種も他の多くの犬種と同じく、2度の世界大戦によって頭数が激減してしまい絶滅寸前となったが、戦後僅かに生き残ったスルーギを集めて犬種を存続させる事が出来た。以後年々頭数を回復しつつあるが、今でも頭数は少なく、原産地以外ではあまり一般的でない犬種である。